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人まねの失敗にまつわる昔話(全32話)

にわとり爺さま(にわとりじさま)

にわとり爺さま(にわとりじさま) 【岩手県

むがしあるどごろに、気の好い爺(じい)さまど婆(ば)さまがあっだどさ。 あるどき、婆さまに団子(だんご)こさえで貰って、爺さまァ山さ木イ伐(き)りに行ったどさ。

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瘤とり爺(こぶとりじい)

瘤とり爺(こぶとりじい) 【岩手県

昔、まんずあるところに、額(ひたい)に拳骨(げんこつ)ほどのでっこい瘤(こぶ)のある樵(きこり)の爺(じい)さまがあったど。ある日、山へ行って、もう…

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小座頭大座頭(こざとうおおざとう)

小座頭大座頭(こざとうおおざとう) 【長野県

昔、あるところに貧乏な爺(じい)と婆(ばあ)がいたと。 歳(とし)とりの晩(ばん)に、小さな座頭(ざとう)どんが戸を叩(たた)き、 「今晩(こんばん)だけ泊めてくろ」 というた。

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正直爺と仔犬(しょうじきじいとこいぬ)

正直爺と仔犬(しょうじきじいとこいぬ) 【島根県

むかしあったげな。 正直爺(しょうじきじい)と欲深爺(よくぶかじい)とがあったげな。 あるとき、正直爺が山でタキギを拾うていたら、

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婆コロリン(ばあころりん)

婆コロリン(ばあころりん) 【熊本県

むかし、あるところに正直な婆(ばあ)さんがおったと。 あるとき、婆さんは団子(だんご)をこしらえて、親類(しんるい)の家へ持っていき、そしたら途中で石につまづいて転んでしもうた。

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ねずみ浄土(ねずみのじょうど)

ねずみ浄土(ねずみのじょうど) 【埼玉県

昔、あるところに爺(じい)さんと婆(ばあ)さんがあったと。 あるとき、婆さんが、爺さんに、 「もうそろそろ筍(たけのこ)が頭を出す頃(ころ)合いだんべ」 というたら、爺さん、 「そうだな。そろそろだな、明日の朝にでも様子見がてら採(と)りに行ってくるか」 というた。

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屁っぴり爺(へっぴりじい)

屁っぴり爺(へっぴりじい) 【秋田県

むがしあったぞん。あるところに善い爺ちゃと、婆ちゃといてあった。その隣にはひどく性骨の悪い爺と婆がいた。ある日、善い爺ちゃが山へ行って、ダンキダンキと柴を刈っていたら・・・

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宝の瓢箪(たからのひょうたん)

宝の瓢箪(たからのひょうたん) 【岩手県

昔、あるところに貧乏(びんぼう)な正直爺(じい)がおったと。その日、その日をどうにかしのいでおったが、一度ぐらい福運(ふくうん)が向いて来ないかなあ…

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こぶとり爺さん(こぶとりじいさん)

こぶとり爺さん(こぶとりじいさん) 【岩手県

昔、むかし、あるところに額(ひたい)に拳(こぶし)ほどの瘤(こぶ)のある爺さまが二人あったと。二人の爺さまは瘤がみっともないから取ってもらおうと思い…

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馬になった姉(うまになったあね)

馬になった姉(うまになったあね) 【秋田県

昔、あったずもな。ある家の姉(あね)、機織(はたお)ってだど。キンカラリンキンカラリンって。兄(あに)、畠(はたけ)さ行って家にいねかったど。天気の…

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二月の部屋(にがつのへや)

二月の部屋(にがつのへや) 【青森県

むかし、あるところに爺さと婆さが暮らしておったと。ある日、爺さは山へ芝刈(しばか)りに行ったと。梅の古木(ふるぎ)をカッツン、カッツン伐(き)っていると、きれいなお姫様が現れて・・・

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屁ったれ爺(へったれじい)

屁ったれ爺(へったれじい) 【青森県

昔、あるところに爺さまと婆さまといてあったと。ある天気のよい日に、婆さま、麦干(ほ)していたら、そこへ雁(がん)が飛んできて下りたと。爺さま、ソバ餅…

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舌切り雀(したきりすずめ) 【富山県

昔があったと。あるところに爺と婆があったと。ある日、爺は山へ柴刈りに行った。爺が弁当を木の枝につるしておいたら、雀が来て弁当を喰うて、そこへ寝てしも…

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河童の手紙(かっぱのてがみ) 【山形県

むかし、あるとことに大きな沼(ぬま)があった。 沼の東のはずれに、兄と弟が隣(とな)りあって暮(く)らしてあったと。 兄は、沼のまわりの繁(しげ)り過(す)ぎた木の枝(えだ)を払(はら)ったり…

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若返りの水(わかがえりのみず) 【島根県

とんと昔あったげな。 じいさんとばあさんがおったげな。 ある日のこと、じいさんが言うことにゃ、 「ばば、今日は天気もいいで、ちょっくら山奥までマキを取りに行くから、にぎりめしを焼いて焼きめしこしゃえてくれ」 そしたら、ばあさんは焼きめしをひとつ作ってくれたと。

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こればあさん 笠賃よ(こればあさん かさちんよ) 【宮崎県

むかし、あるところにひとりの正直な婆さんがあったと。ある雨降りの日、婆さんが町へ用足しに出掛けたら、途中の道端で、地蔵さまが濡れそぼっておられるきに

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ふしぎな手拭(ふしぎなてぬぐい) 【高知県

とんと昔、ある村の一番大きな金持ちの家へ、ある日、ひとりのみすぼらしいなりをしたお遍路さんがやって来たそうな。門口に立って、御詠歌を歌い、何がしかの寄進を乞うたと。すると、そこの奥さんは、「このせわしいときに、お前なんぞにとりあっていられん。さあ、とっとと出て行き」と言うて、邪険に追い追い払ってしもうた。

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大歳の亀(おおどしのかめ) 【熊本県

昔昔、あるところに貧乏な爺(じい)さんと婆(ばあ)さんがあった。ある年の暮に、正月用意もできないので、遠くの親類を頼(たよ)ることにしたと。

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牛になった爺婆(うしになったじじばば) 【宮城県

昔、あったと。あるところに金持ちの欲深(よくぶか)爺(じじ)と婆(ばば)がいたと。ある晩げのこと、旅の六部(ろくぶ)がやって来て

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鬼が怖がる名前(おにがこわがるなまえ) 【埼玉県

昔昔、あるところに正直爺と欲爺が隣あって暮らしていたと。あるとき、正直爺が山へ茸(きのこ)狩りに行ったら、いつの間にか奥山へ分け入っていて、はや日が暮れかかっていたと。

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小刀と大蛇(しょうとうとだいじゃ) 【高知県

むかし、ある武士の屋敷にひとりの下男が奉公しちょったと。あるとき、この下男が刀鍛冶の家へ行って、「おらも武士の家へ奉公しちょるきに、刀の一本くらいは持っちょらにゃいかんと思う。すまんが一本作ってくれんか」とかけあった。

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竹伐り爺(たけきりじい) 【広島県

むかし、あるところに竹伐り爺がおったとある日、爺が竹藪へ行って、カッツン、カッツン竹を伐(き)っていたら、そこを殿様の行列が、下に―、下に―、とお通…

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金噴き明神(かねふきみょうじん) 【広島県

なんの昔があったげな。あるところに長者の家があったげな。父親が死んでから、母親と二人の兄弟が暮らしとったが、兄は欲張りで、自分以外の者が御飯を食べる…

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宝の下駄(たからのげた) 【岡山県

むかし、あるところに大層親孝行なひとりの息子がおった。あるとき、母親が病気で寝ているので薬を買うお金が必要になった。そこで権造(ごんぞう)という伯父…

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腰折れ雀(こしおれすずめ) 【岐阜県

むかし、あるところに、とても優しいお婆さんがおったと。ある日のこと、お婆さんが庭に出てみると雀(すずめ)が一羽、飛び立つことが出来ないでバタバタしと…

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ネズミ浄土(ねずみじょうど) 【石川県

とんと昔、あるところに爺(じ)さまと婆(ば)さまとおったと。ある日のこと、爺さまが山へ柴刈(しばか)りにいって昼飯(ひるめし)を食べようとしたら、に…

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鳥呑爺(とりのみじい) 【長野県

昔、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおったと。ある日、お爺さんは山の畑で働いておったと。お昼になったので弁当に持って来たかい餅を食べ、残りを木…

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ずいとん坊(ずいとんぼう) 【長野県

むかし、あるところに山寺があって、随頓(ずいとん)という和尚さんがおったそうな。その和尚さんのところへ、毎晩のように狸が通って来て、和尚さんが寝よう…

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ドングリを噛んだ音(どんぐりをかんだおと) 【埼玉県

むかしあったと。あるところに正直爺と欲深爺が隣あって暮らしてあったと。あるとき、正直爺が山へ薪(たきぎ)を拾いに行った。たくさん拾って束(たば)ねて…

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若返りの水(わかがえりのみず) 【山形県

昔、あったけどな。ある所(どこ)さ、爺様(じさま)と婆様(ばさま)、仲良ぐ暮らし立てでいだけど。あるとき、爺様、山さ柴刈り(しばかり)さ行って、一生…

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栃眼(とちまなぐ) 【山形県

むかし、むかし、あるところに貧乏(びんぼう)な正直男(しょうじきおとこ)があった。働き者で、働いて働いて働いたけど、いつまで経(た)っても、暮らし向…

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塩吹き臼(しおふきうす) 【山形県

むかし、あったけど。むかしあるところに爺と婆がおったと。爺と婆には子供がなかったと。それで、村の鎮守様(ちんじゅさま)へ、「子供を授けてくれろ」と、…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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猿の婿どの」の感想

猿は、悪いことをしたわけでもなく、むしろ困っていた翁の約束に応えて力を貸し、困難を取り除き、末娘を大切にし、その願いを叶えようと、出来る限りのことをしています。その猿が殺されてしまうことは、かわいそうでなりません。 末娘は、結婚が嫌なら二人の姉のように断ればいいだけだと思いますし、それで婚約破棄になった為にが賠償しなければいけなくなってもそれは仕方のないことだと思います。しかし、猿は、殺されても仕方がないようなことはしていません。 そして、娘は、猿の命を奪うこと以外の解決法を考えられるはずです。親孝行で賢い良い娘としてかかれている末娘は、最初から殺害しようと考えているようで、二人の姉よりずっと腹黒く残忍な娘だと思います。 この話を、もしも取り扱わなければならない時は、自分の娘を労働の対価として物のように扱う翁やかけがえのない命を奪ってまで解決しようとした末娘の行動や、結局、猿を騙したり、殺害したりした翁や末娘が、そんなことで本当に幸せになれるのかどうかなどを問題にしようと思います。( 50代 / 男性 )

楽しい
一反三百」の感想

和尚さんの言ったことを、本気で信じた三人が、同時に念仏を唱えているなんて面白すぎます。( 10代 / 男性 )

楽しい
瓜姫」の感想

あの有名な「桃太郎」の話に似ているようで、似ていない、とても愉快な気持ちで聞ける話でした。( 10代 / 男性 )

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悲しい
「民話の部屋」の感想

テレホンサービスがなくなったのは非常に悲しいです。 私の兄は知的障碍者なのですが、電話で「民話の部屋」を聞くのを非常に楽しみにしておりました。(スマホ、PCは難しすぎて使えません) しょうがない事ですね。 近い将来、もっと簡単な方法も生まれると思います。経費が掛かると思いますが、データは残しておいて欲しいと切にお願いいたします。( 50代 / 男性 )

感動
猿の経立」の感想

いま世間では、宗教の皮を被った悪徳団体が、人々から大金を巻き上げていて、それが大問題になっています。この話の「神様は自ら貢物や人身御供を欲しがるものではない。それらはみなカタリ者の仕業だ」というくだりは、そのままそっくり当てはまりますね。民話は本当にいいですね。

楽しい
利口と阿呆」の感想

自分もよく親と言い争いになってしまうことがあるけど、もっと阿呆になって自分の非を認め、迷惑をかけないようにしていこうと思えるいい話でした。( 10代 / 男性 )

感動
榛名湖の腰元蟹」の感想

知らなかったのでびっくりしました。( 10代 / 女性 )

感動

10年以上前に、ある友人から聞いたお話です。最近、テレビでそばに関するニュースを見てきた時にふと思い出し、「そばの花/昔話」で検索したらこのサイトにヒットしました。そばの花言葉は、「懐かしい思い出」、「喜びも悲しみも」「あなたを救う」、「幸福」等がありますが、ぴったりのお話だと思います。改めて感動しています。 この後、家族の皆に教えてあげたいと思います。( 60代 / 男性 )

驚き

この話は、民話というよりは伝説ですね。 ここは「民話の部屋」なので民話オンリーにしてほしいです。

悲しい
和尚さんと狸」の感想

子供を寝かしつける時に一緒に聞いて涙が出ました。狸、りっぱ。( 40代 / 女性 )