民話の部屋 民話の部屋
  1. 民話の部屋
  2. 長野県

長野県の昔話(全28話)

くだしょうの話(くだしょうのはなし)

くだしょうの話(くだしょうのはなし)

昔、ご飯をよそったときに、しゃくしでおひつのふちを絶対にたたくものではないと言われました。 それは行儀(ぎょうぎ)が悪いからというだけでなく、”くだしょう”がやってくるという大きな理由があったからです。

この昔話を聴く

小座頭大座頭(こざとうおおざとう)

小座頭大座頭(こざとうおおざとう)

昔、あるところに貧乏な爺(じい)と婆(ばあ)がいたと。 歳(とし)とりの晩(ばん)に、小さな座頭(ざとう)どんが戸を叩(たた)き、 「今晩(こんばん)だけ泊めてくろ」 というた。

この昔話を聴く

雪女(ゆきおんな)

雪女(ゆきおんな)

むかし、白馬岳の信濃側のふもとの村、今の長野県北安曇郡白馬村に茂作と箕吉という親子の猟師が暮らしてあったと。 ある冬のこと、茂作と箕吉は連れだって猟に出掛けた。 獲物を追って山の奥へと分け入るうちに空模様が変わったと。先ず寒さがきつくなり、あたりが急に暗くなって、冷たい風が山を揺らしてゴーと吹いてきた。

この昔話を聴く

山伏とキツネ(やまぶしときつね)

むかし。あちこちの山を巡り歩いて修行(しゅぎょう)をするひとりの山伏(やまぶし)がおった。ある日、野原を通りかかると、道端(みちばた)で一匹のキツネ…

この昔話を聴く

牛方三十郎と山姥(うしかたさんじゅうろうとやまんば)

むかし、糸魚川街道(いといがわかいどう)で荷物を運んでいた牛方に三十郎という者があった。ある日のこと、牛二頭を追って大網峠(おおあみとうげ)にさしか…

この昔話を聴く

信濃の国の神無月(しなののくにのかんなづき)

日本では十月のことを神無月(かんなづき)といいますが、出雲(いずも)の国(くに)だけは逆で神有月(かみありづき)といいますわねえ。これは毎年十月にな…

この昔話を聴く

馬と犬と猫と鶏の旅行(うまといぬとねことにわとりのりょこう)

むかし、あるところに馬と犬と猫(ねこ)と鶏(にわとり)がいて、長い間爺(じ)さに飼(か)われておったと。

この昔話を聴く

信濃金盃(しなのきんぱい)

むかし、信濃(しなの)のある村の坂の上にポツンと一軒家(いっけんや)があり、ひとりの婆(ばば)さが住んでおった。 婆さは男衆(おとこし)が呑(の)む酒を一口呑んでみたくてしようがなかったと。

この昔話を聴く

二人の無精者(ふたりのぶしょうもの)

昔、あるところに無精者(ぶしょうもの)の男があったと。あるとき、男は用たしに町へ出かけたと。家を出しなに、女房(にょうぼう)は握(にぎ)り飯(めし)をこしらえて、無精な亭主(ていしゅ)の首にくくりつけてやったと。

この昔話を聴く

ツバメの仕返し(つばめのしかえし)

むかし、あるところにケチで欲深な婆ぁが住んでおったと。ある暖かい春の日のこと、婆ぁが縁側でコックリ、コックリしていると、頭の上で、チイッ、チイッと鳥の啼き声がした。

この昔話を聴く

猿の仲裁(さるのちゅうさい)

むかし、ある所に大猫と小猫がおったそうな。ある日のこと、この二匹の猫が揃って歩いて行くと道端におむすびが二つ落ちていた。

この昔話を聴く

児裁判(こさいばん)

むかし、あるところに双子の兄と弟がいてあったと。別のところに、これまた双子の姉と妹がいてあったと。縁あって、二組一緒に祝言(しゅうげん)をあげ、ひと…

この昔話を聴く

山のネズミと町のネズミ(やまのねずみとまちのねずみ)

むかし、あるところに山のネズミがあった。山のネズミの食べる物はどんぐり、栃(とち)の実、アワにヒエだったと。山に雪が降って、食べ物をさがすのが大変だ…

この昔話を聴く

お清ぼたん(おきよぼたん)

昔(むかし)、京の都(みやこ)で源氏(げんじ)と平家(へいけ)が戦(いくさ)をしていた頃(ころ)のこと、信濃(しなの)の山あいの小さな里に、傷(きず…

この昔話を聴く

鬼女紅葉(きじょもみじ)

むかし、むかし、奥州(おうしゅう)の会津(あいづ)に笹丸(ささまる)と菊世(きくよ)という貧しい夫婦(ふうふ)が暮らしていたと。二人には子供がなかっ…

この昔話を聴く

お階段めぐり(おかいだんめぐり)

むかしがあったと。ある時、地獄(じごく)のえんま大王さまが、「近頃バカにひまでしかたねぇが、いってぇどうなってんだや」といって、家来(けらい)の鬼(…

この昔話を聴く

猪と亀(いのししとかめ)

むかし、むかしの大昔。大ぜいの獣(けだもの)が集まって力競べをしたことがあったと。その頃は、猪はまだ首が長かったし、亀は手足が長かったと。組合わせで…

この昔話を聴く

仙人の碁打ち(せんにんのごうち)

むかし、長野県の菅平(すがだいら)のふもとの仙仁(せに)という集落に、太平さんという樵(きこり)が住んでいたと。ある日、山で木を切っていると、ぼやの…

この昔話を聴く

ホー爺さん(ほーじいさん)

ここは信州上伊那(しんしゅうかみいな)の川島村(かわしまむら)というがな、あれは儂(わし)のまだまだ子供の頃だった。村に一人暮らしの爺様がいてな、村…

この昔話を聴く

あさこ、ゆうこ(あさこ、ゆうこ)

むかし、あるところに山があって、東側と西側のふもとには小さな村があったそうな。二つの村は、ささいな争い事が因で、もう永い間往き来をしていなかったと。

この昔話を聴く

梟の染物屋(ふくろうのそめものや)

むかし、むかしの大むかし。フクロウは染物屋だったと。店は、たいした宣伝もせんのに、えらくはんじょうしたそうな。朝はまだ日の出んうちから、色んな鳥がや…

この昔話を聴く

仁王か(におうか)

むかし、ある寺に仁王門(におうもん)があって、その中に大っきな仁王様がごさらっしゃったそうな。仁王様は一日中、夜も昼も休むひまなく仁王門の中で立ち続…

この昔話を聴く

鳥呑爺(とりのみじい)

昔、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおったと。ある日、お爺さんは山の畑で働いておったと。お昼になったので弁当に持って来たかい餅を食べ、残りを木…

この昔話を聴く

黒姫物語(くろひめものがたり)

昔、信濃(しなの)の国(くに)に黒姫(くろひめ)という大そう美しい姫がおったそうな。うわさを聞いては遠い国からも姫を嫁にという話があとをたたんかった…

この昔話を聴く

ずいとん坊(ずいとんぼう)

むかし、あるところに山寺があって、随頓(ずいとん)という和尚さんがおったそうな。その和尚さんのところへ、毎晩のように狸が通って来て、和尚さんが寝よう…

この昔話を聴く

偽の汽車(にせのきしゃ)

むかし、というても、ちょっとむかし。そう、今から六十年前のこと。長野県の篠ノ井(しののい)と塩尻を結ぶ、国鉄、篠ノ井線の話だ。空が曇り、月の見え隠れ…

この昔話を聴く

月・日・雷の旅立ち(つき、ひ、かみなりのたびだち)

むかし、むかし、大むかし。お日さまとお月さまと雷さまが、三人そろって旅に出かけた。ところが、雷さまは生まれつき気があらいもんだから、行くところ行くと…

この昔話を聴く

小三郎池のはなし(こさぶろういけのはなし)

むかし、むかし、さてむかし。ある村に、小三郎(こさぶろう)という木こりの若者がいたそうな。小三郎は木こりの親方の家におる、ちんまという飯炊(めした)…

この昔話を聴く

※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

〜あなたの感想をお寄せください〜

感動
猿の婿どの」の感想

猿は、悪いことをしたわけでもなく、むしろ困っていた翁の約束に応えて力を貸し、困難を取り除き、末娘を大切にし、その願いを叶えようと、出来る限りのことをしています。その猿が殺されてしまうことは、かわいそうでなりません。 末娘は、結婚が嫌なら二人の姉のように断ればいいだけだと思いますし、それで婚約破棄になった為にが賠償しなければいけなくなってもそれは仕方のないことだと思います。しかし、猿は、殺されても仕方がないようなことはしていません。 そして、娘は、猿の命を奪うこと以外の解決法を考えられるはずです。親孝行で賢い良い娘としてかかれている末娘は、最初から殺害しようと考えているようで、二人の姉よりずっと腹黒く残忍な娘だと思います。 この話を、もしも取り扱わなければならない時は、自分の娘を労働の対価として物のように扱う翁やかけがえのない命を奪ってまで解決しようとした末娘の行動や、結局、猿を騙したり、殺害したりした翁や末娘が、そんなことで本当に幸せになれるのかどうかなどを問題にしようと思います。( 50代 / 男性 )

楽しい
一反三百」の感想

和尚さんの言ったことを、本気で信じた三人が、同時に念仏を唱えているなんて面白すぎます。( 10代 / 男性 )

楽しい
瓜姫」の感想

あの有名な「桃太郎」の話に似ているようで、似ていない、とても愉快な気持ちで聞ける話でした。( 10代 / 男性 )

もっと表示する
悲しい
「民話の部屋」の感想

テレホンサービスがなくなったのは非常に悲しいです。 私の兄は知的障碍者なのですが、電話で「民話の部屋」を聞くのを非常に楽しみにしておりました。(スマホ、PCは難しすぎて使えません) しょうがない事ですね。 近い将来、もっと簡単な方法も生まれると思います。経費が掛かると思いますが、データは残しておいて欲しいと切にお願いいたします。( 50代 / 男性 )

感動
猿の経立」の感想

いま世間では、宗教の皮を被った悪徳団体が、人々から大金を巻き上げていて、それが大問題になっています。この話の「神様は自ら貢物や人身御供を欲しがるものではない。それらはみなカタリ者の仕業だ」というくだりは、そのままそっくり当てはまりますね。民話は本当にいいですね。

楽しい
利口と阿呆」の感想

自分もよく親と言い争いになってしまうことがあるけど、もっと阿呆になって自分の非を認め、迷惑をかけないようにしていこうと思えるいい話でした。( 10代 / 男性 )

感動
榛名湖の腰元蟹」の感想

知らなかったのでびっくりしました。( 10代 / 女性 )

感動

10年以上前に、ある友人から聞いたお話です。最近、テレビでそばに関するニュースを見てきた時にふと思い出し、「そばの花/昔話」で検索したらこのサイトにヒットしました。そばの花言葉は、「懐かしい思い出」、「喜びも悲しみも」「あなたを救う」、「幸福」等がありますが、ぴったりのお話だと思います。改めて感動しています。 この後、家族の皆に教えてあげたいと思います。( 60代 / 男性 )

驚き

この話は、民話というよりは伝説ですね。 ここは「民話の部屋」なので民話オンリーにしてほしいです。

悲しい
和尚さんと狸」の感想

子供を寝かしつける時に一緒に聞いて涙が出ました。狸、りっぱ。( 40代 / 女性 )