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広島県の昔話(全22話)

火呑山池の大蛇(ひのみやまいけのだいじゃ)

火呑山池の大蛇(ひのみやまいけのだいじゃ)

むかし、むかしの大むかしのことでがんすがの。 今の広島県の芦品郡(あじなぐん)に亀が嶽(かめがだけ)という山がありまんがのう、知っちょりんさろうが。そうそう、あの山でがんよのう。あの亀が嶽の中ほどに火呑山池がありまんがの、その池に一匹の大蛇(だいじゃ)が住んでおりまぁたげな。

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雪女(ゆきおんな)

雪女(ゆきおんな)

なんと昔あったげな。 あるところに景色のいい若い衆(わかいし)があって、晩方、道を通りよったらな、きれいげな娘さんが道端(みちばた)に出とって、 「ちょいとまあ、うちに泊まって」 言いますだってなあ。

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狐の魚売り(きつねのさかなうり)

昔、山奥(おく)に二匹(ひき)の夫婦狐(めおとぎつね)が棲(す)んでいたと。 ある日、夫狐が、 「毎日毎日、同じものばかり食べているのは面白うないなぁ。一度でいいから、人間が食べていた小豆飯(あずきめし)を食うてみたいものだな」 というたら、女房(にょうぼう)狐も…

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赤ん坊に化けるおさん狐(あかんぼうにばけるおさんぎつね)

むかし、広島の江波(えば)におさん狐(ぎつね)いうて、どえらい狐がおったげな。 ある日のう、江波に住んどった人が町へ買物に行って帰りよったら、その人のうしろで、 「もし、もし、ちょっと待っつかあさいや」 と言うて、子供(こども)を抱(だ)いた女の人が呼(よ)びとめるんですげな。

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天道さんの金の鎖(てんとうさんのかねのくさり)

むかし、むかし。おっ母(か)さんと、太郎(たろう)と次郎(じろう)と三郎(さぶろう)の三人の子どもがくらしておった。あるとき…

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話そうか話すまいか(はなそうかはなすまいか)

むかし、むかしあったげな。 ある旅の商人(あきんど)が大けな荷物を肩(かた)にかついで、丸太の一本橋の上を渡(わた)ろうと思いよったら、向こうからもひとりのお侍(さむらい)が渡りょったげな。

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のぶすま

むかし、むかし。 ふたりの男が連れだって、茶臼(ちゃうす)山へ登ったそうな。 古い合戦(かっせん)のありさまを話し合いながら、あのあたり、このあたりと眺(なが)めていたが、せっかくここまで来たのだから、大茶臼(おおちゃうす)へも登ろうということになったと。

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歌の三郎と笛の三郎(うたのさぶろうとふえのさぶろう)

むかし、むかし、あるところに歌の三郎と笛の三郎という若者が隣合って住んでいた。歌の三郎は歌が上手で、笛の三郎は横笛が上手だった。二人は、もっと広い世界で芸を試してみたくなった。歌試し、笛試しの旅へ連れだって出かけたと。

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天道さんの金の鎖(てんとうさんのかねのくさり)

むかし、むかし。あるところにおっ母さんと、太郎と次郎と三郎の三人の子供が暮らしておったと。あるとき、おっ母さんが山へ薪を拾いに行くと、山姥が出て来て、おっ母さんをベロッと食うてしもうた。

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狼と飛脚と泣く子(おおかみとひきゃくとなくこ)

むかし、むかしあったんだって。ある山の中に一匹の狼(おおかみ)がいたんだって。ちょうど今日みたいな寒い夜にね、狼は腹を空(す)かして、

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馬方と鬼婆(うまかたとおにばんば)

むかし、馬を引いて荷物を運ぶ、ひとりの馬方(うまかた)がおった。ある日、馬方は山を越えた村へ出かけて行った。塩と魚をたあんと馬に背おわせて、コットリコットリ、峠(とうげ)までくると日が暮れてしまった。するとうしろから・・・

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呉の乙女椿(くれのおとめつばき)

むかしむかし、安芸の国(あきのくに)は呉(くれ)の浦(うら)、今の広島県(ひろしまけん)呉市(くれし)の呉の港のあるあたりは、三方山(さんぽうやま)…

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おしどり物語(おしどりものがたり)

むかしむかし、ある山里にひとりの猟師(りょうし)が住んでおったと。村一番の腕っききで、獲物をねらったが最後、熊であれ、猪(いのしし)であれ、たった一…

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大望は五厘損(たいぼうはごりんそん)

昔、あるところに乞食(ホイト)があったと。ホイトは京都の清水(きよみず)さんに鴻池(こうのいけ)の聟(むこ)にして下さいと願をかけた。縁の下に這入(…

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田螺と烏の歌問答(たにしとからすのうたもんどう)

むかし、むかし。あるよく晴れた日のこと。たんぼのあぜに田螺(たにし)がのこのことはいあがり、気持ちよさそうに日向(ひなた)ぼっこをしていたと。すると…

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聞き耳頭巾(ききみみずきん)

むかし、むかし、あるところに大層(たいそう)心の優しいひとりの若者がおったと。ある日のこと、若者が海辺をあるいていたら、砂の上に大波にでも押し上げら…

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爺か神か(じいかかみか)

昔、あるところにお爺さんとお婆さんがおったそうな。あるとき、お爺さんが山へ木ィ挽(ひ)きに行ったと。朝まから木をゴリゴリ、ゴリゴリ挽きおったら、のど…

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竹伐り爺(たけきりじい)

むかし、あるところに竹伐り爺がおったとある日、爺が竹藪へ行って、カッツン、カッツン竹を伐(き)っていたら、そこを殿様の行列が、下に―、下に―、とお通…

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金噴き明神(かねふきみょうじん)

なんの昔があったげな。あるところに長者の家があったげな。父親が死んでから、母親と二人の兄弟が暮らしとったが、兄は欲張りで、自分以外の者が御飯を食べる…

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鳥とケモノの戦争(とりとけもののせんそう)

なんと昔があったげな。昔にの、狸と狐が山を歩きよったら鶯の巣があったんで、「ええっ!こがあなもの壊(こわ)してやれ」ちゅうて、足で蹴散らかしてしもう…

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そこつ そうべえ

むかし、むかし、あるところに、そうべえさんという、それはそれはそそっかしい男がおった。あるとき、そうべえさんは、一つ山を越えた町のお宮さんへおまいり…

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狼の眉毛(おおかみのまゆげ)

なんとむかしあったげな。あるところに、分限者と貧乏人とが隣りあって住んでおったげな。貧乏人は、分限者から毎朝鍋を借りて来て鍋の底にこびりついているコ…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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猿の婿どの」の感想

猿は、悪いことをしたわけでもなく、むしろ困っていた翁の約束に応えて力を貸し、困難を取り除き、末娘を大切にし、その願いを叶えようと、出来る限りのことをしています。その猿が殺されてしまうことは、かわいそうでなりません。 末娘は、結婚が嫌なら二人の姉のように断ればいいだけだと思いますし、それで婚約破棄になった為にが賠償しなければいけなくなってもそれは仕方のないことだと思います。しかし、猿は、殺されても仕方がないようなことはしていません。 そして、娘は、猿の命を奪うこと以外の解決法を考えられるはずです。親孝行で賢い良い娘としてかかれている末娘は、最初から殺害しようと考えているようで、二人の姉よりずっと腹黒く残忍な娘だと思います。 この話を、もしも取り扱わなければならない時は、自分の娘を労働の対価として物のように扱う翁やかけがえのない命を奪ってまで解決しようとした末娘の行動や、結局、猿を騙したり、殺害したりした翁や末娘が、そんなことで本当に幸せになれるのかどうかなどを問題にしようと思います。( 50代 / 男性 )

楽しい
一反三百」の感想

和尚さんの言ったことを、本気で信じた三人が、同時に念仏を唱えているなんて面白すぎます。( 10代 / 男性 )

楽しい
瓜姫」の感想

あの有名な「桃太郎」の話に似ているようで、似ていない、とても愉快な気持ちで聞ける話でした。( 10代 / 男性 )

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悲しい
「民話の部屋」の感想

テレホンサービスがなくなったのは非常に悲しいです。 私の兄は知的障碍者なのですが、電話で「民話の部屋」を聞くのを非常に楽しみにしておりました。(スマホ、PCは難しすぎて使えません) しょうがない事ですね。 近い将来、もっと簡単な方法も生まれると思います。経費が掛かると思いますが、データは残しておいて欲しいと切にお願いいたします。( 50代 / 男性 )

感動
猿の経立」の感想

いま世間では、宗教の皮を被った悪徳団体が、人々から大金を巻き上げていて、それが大問題になっています。この話の「神様は自ら貢物や人身御供を欲しがるものではない。それらはみなカタリ者の仕業だ」というくだりは、そのままそっくり当てはまりますね。民話は本当にいいですね。

楽しい
利口と阿呆」の感想

自分もよく親と言い争いになってしまうことがあるけど、もっと阿呆になって自分の非を認め、迷惑をかけないようにしていこうと思えるいい話でした。( 10代 / 男性 )

感動
榛名湖の腰元蟹」の感想

知らなかったのでびっくりしました。( 10代 / 女性 )

感動

10年以上前に、ある友人から聞いたお話です。最近、テレビでそばに関するニュースを見てきた時にふと思い出し、「そばの花/昔話」で検索したらこのサイトにヒットしました。そばの花言葉は、「懐かしい思い出」、「喜びも悲しみも」「あなたを救う」、「幸福」等がありますが、ぴったりのお話だと思います。改めて感動しています。 この後、家族の皆に教えてあげたいと思います。( 60代 / 男性 )

驚き

この話は、民話というよりは伝説ですね。 ここは「民話の部屋」なので民話オンリーにしてほしいです。

悲しい
和尚さんと狸」の感想

子供を寝かしつける時に一緒に聞いて涙が出ました。狸、りっぱ。( 40代 / 女性 )