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(全883話)

生まれる前の借金(うまれるまえのしゃっきん) 【兵庫県】

とんと昔、あるところに仲むつまじい百姓の夫婦がおったと。夫婦となって十年もたつのに、いっこうに子供に恵まれなかったと。

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鬼を笑わせた爺さま(おにをわらわせたじさま)

鬼を笑わせた爺さま(おにをわらわせたじさま) 【青森県】

むかし、あるところにひとりの爺さまが住んでおったと。爺さまは、面白い昔コ語っては、人を笑わせていたと。ところが爺さまも年も年とて、ある日、ころっと死んでしもうた。

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三毛猫の経立(みけねこのふったち)

三毛猫の経立(みけねこのふったち) 【岩手県】

むかし、あるところに爺さんと婆さんとが暮らしてあった。爺さんと婆さんは長年一匹の三毛猫をかわいがっていたが、今ではすっかり年を経た古猫になっていたと。

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隠れ里(かくれざと) 【鹿児島県】

“隠れ里”と聞いて、あなたは何を思い浮べますか?戦で敗けた落武者がひっそりと隠れ住む集落でしょうか。しかし、昔話での“隠れ里”はそれとは趣がちょっと違います。

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幽霊の願い(ゆうれいのねがい) 【山形県】

むかし、越後の国、今の新潟県に源右ヱ門という侍がおったそうな。度胸はあるし、情けもあるしで、まことの豪傑といわれたお人であったと。あるときのこと、幽霊が墓場に出るという噂が源右ヱ門に聞こえた。

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天道さんの金の鎖(てんとうさんのかねのくさり) 【広島県】

むかし、むかし。あるところにおっ母さんと、太郎と次郎と三郎の三人の子供が暮らしておったと。あるとき、おっ母さんが山へ薪を拾いに行くと、山姥が出て来て、おっ母さんをベロッと食うてしもうた。

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エンコ(河童)(えんこ) 【高知県】

土佐では河童のことをエンコといいます。エンコは、川が大きな淵になっているところに棲んでいて、夜になると岸へ上がって歩き回ります。エンコの歩いたあとは、何ともいえない嫌な生臭い匂いが残っていますので、すぐ判ります。

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よぞう沼(よぞうぬま) 【山形県】

むがし、むがし。山形の庄内さ向かって行く方さ、炭焼きしたっだよぞうっていう男いであったけど。そのよぞう、大変に働ぎのええ人でな、仲間の男と二人して、春にもなったんだし、山さ稼ぎに行ったど。

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時鳥の物数え(ほととぎすのものかぞえ) 【山梨県】

むかしむかしのおおむかし。あるところにひとりの継母がおって、いつも継子の娘をいじめてばかりいたそうな。ある日のこと、柿を十個、戸棚の中にしまっておいて用達に出かけたと。

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文吾と狐(ぶんごときつね) 【和歌山県】

昔、ある村に文吾ゆうて、えらい、負けん気な男がおったそうじゃ。ある日、村の衆が文吾にこうゆうたと。「近頃(ちかごろ)、下の田んぼに悪戯(わるさ)しよる狐が出て、手がつけられん。何とかならんもんかいの」

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法印様と女房(ほういんさまとにょうぼう) 【新潟県】

とんと昔があったと。昔、丸坊主頭(まるぼうずあたま)の法印様(ほういんさま)と女房(にょうぼう)が連れだって旅をしたと。長い道中で、女房が小便が出たくてたまらなくなった。

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漁師に釣られた男(りょうしにつられたおとこ) 【岡山県】

むかし、あるところになまけものの男がおったと。毎日遊(あそ)びほうけて、ちいっとも畑仕事を手伝わん。とうとう親に勘当(かんどう)されてしまったと。

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首の取り替え(くびのとりかえ) 【大分県】

むかし、豊後(ぶんご)の国、今の大分県臼杵市野津町大字野津市というところに、吉四六(きっちょむ)さんという、とても面白い男がおった。

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宝化物(たからばけもの) 【愛媛県】

昔、あるところに、人の住まない荒(あ)れた屋敷(やしき)があったそうな。何でも昔は、分限者(ぶげんしゃ)が住んでいたそうだが、どうしたわけか、一家みな次々に死に絶(た)えてしもうて、そののちは、だあれも住む人もなく、屋敷と仏壇(ぶつだん)だけが荒れるがままの恐(おそ)ろしげになっておった。

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惣領息子(そうりょうむすこ) 【新潟県】

むかし、あるところに爺(じ)さと三人の兄弟が暮(く)らしておったと。ある日、爺さが兄弟を集めて、「お前だち、どうやらわしも年をとった。今日はひとつ、いちばん大きな事を言う者にかまどをゆずりたいが、どうだ」と、言いた。

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狸の鼻むし(たぬきのはなむし) 【高知県】

あれは、昭和のはじめころじゃったと思います。ある晩(ばん)、ひょっと目が覚(さ)めてみると、急に体を押(お)さえつけられて動けんようになりました。

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猿正宗(さるまさむね) 【静岡県】

昔、九州(きゅうしゅう)のある大名家(だいみょうけ)の飛脚(ひきゃく)が二人、江戸屋敷(えどやしき)への大切な手紙を持って東海道(とうかいどう)を旅していたと。

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小刀寿命(こがたなじゅみょう) 【岐阜県】

昔々なも。あるところにひとりの六部(ろくぶ)さんあって、方々(ほうぼう)旅をして回っていたそうだわな。あるとき、淋(さび)しい田舎(いなか)の道へきてなも・・・

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雀とキツツキ(すずめときつつき) 【鳥取県】

むかし、雀(すずめ)とキツツキは人間だったってな。ある時、雀のおっ母さんの具合(ぐあい)が悪うてなあ、使いの者が・・・

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狐娘と伊勢詣(きつねむすめといせもうで) 【山形県】

昔あったけド。あるどこの兄マ、妙法寺(みょうほうじ)さんのどご通て行たバ、七曲さんのどごがら、狐、チョコチョコと出で来で、松葉拾(ひろ)うて頭さチョンと乗せてで、あっちキョロ、こっちキョロ見っでモノ。

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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感動
「わらしべ王子」の感想

「わらしべ王子」を読んで 何と交換するのかなと興味深く読みました。 王子のその後が気になります。 ( 50代 / 女性 )

怖い
「雪女」の感想

人を殺そうとするなんて・・・( 10代 )

驚き
「あぐばんば」の感想

あぐばんばが怖すぎる 昔話でこんな怖い見た目の怪異って 娘は勇敢で賢い ほっとした ( 50代 / 女性 )

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感動
「あぐばんば」の感想

悪い化け物は誰かが退治しなければ明るい未来は永遠にやって来ない。あぐばんばが死んで本当に良かった。スカッとして安心しました。1人の勇気ある賢い娘のお陰で平和を取り戻す事ができてとっても感動しました。( 女性 )

驚き
「骨をかじる男」の感想

新鮮な骨が好きなのかしら?( 10代 )

悲しい
「馬追鳥」の感想

山梨の八ヶ岳南麓に住んでいます。  標高800メーターの山の中です。  夏になると前の林からアオバトの鳴き声が聞こえて来ます。  家に来るお客様は、聞いた事のない鳴き声に「あれは何の声?」とよく訊かれます。 「アオバト」と言ってとても綺麗な鳥ですよ。と答えると殆どの方は「何だかもの悲しい鳴き声ですネ」と仰います。  馬追どりの話を聞き納得致しました。  これからは鳴き声を聞くたびにこのお話を思い出す事でしょう。  いいお話をありがとうございました。( 80代以上 / 女性 )

楽しい
「猫檀家」の感想

和尚さんは普段からよっぽど猫に優しかったのかしら。( 50代 / 女性 )

悲しい
「火男の話」の感想

婆様はその後どうなったのでしょうか。 爺様は金のために童をかわいがっていたのか、純粋に愛してあげられていたのか。家が栄えても、亡くなってしまった童を想うと可哀想でなりません。一概にひょっとこを飾れば家が繁栄するからめでたしめでたしとは締めくくれないなと複雑な気持ちになりました。

驚き

 ネズミがひいたりしたらエグいな( 10歳未満 / 男性 )