あの竜は何だったんだろう?
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むかし、あるところに、たいそう流れの速い川があったと。何べんも橋を架(か)けたことはあるのだが、架けるたんびに押し流されてしまう。「なじょしたら、こ…
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むかし、あるところに、猿とかわうそが棲(す)んでいたそうな。猿は、かわうそがいつも魚をとってはおいしそうに食っているのを見て、うらやましくてたまらな…
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むかし。ある長者が、金(キン)で作った、それはそれはみごとな仏さまを持っていた。長者はいっつも、下男や下女に、「この世に二つとない金仏(カナボトケ)…
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むがし、むがし。ある村さ、若げ夫婦者がいだったと。 そごの家には、昔から貧乏神(びんぼうがみ)が一人、ずっと住んでいだったと。
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昔、あったけど。 ある村さ、孫三郎(まごさぶろう)とお米(よね)と云(い)う年寄(としよ)った夫婦住んでだずおん。
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むかし サルとカエルがおって、餅搗(もちつ)いて食べまいかという相談をしたと。 ペッタラペッタラペッタラコ ペッタラペッタラペッタラコ
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むかし、あるところに子供のおらん爺(じ)さまと婆(ば)さまがおった。 爺さまは、毎日山へ柴(しば)を刈(か)に出かけたと。 ある日のこと、いつものように山で柴を刈っていると、のどが乾(かわ)いた。
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むかし、あるところにお兄ちゃん犬と妹犬(いもうといぬ)があったって。 ある日のこと、二匹が連れだって歩いていたら、道端におむすびがふたつ落ちていた。
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土佐の並松(なみまつ)、今の高知県加美郡土佐山田町八王子(こうちけんとさやまだちょうはちおうじ)から、すずれ場のあたりは、今でこそ広い舗装道路(ほそうどうろ)がついて、道の両側(りょうがわ)には新しい家が建っちょりますが、昔は家ものうて、道の両方にはこじゃんと大きい木があって、うんと寂(さび)しい所じゃった。
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むかしむかし、日本の隣(となり)の國(くに)、中国の宋(そう)の国に、塞翁(さいおう)という人がいたそうな。 あるとき、塞翁は姿のいい女馬(おんなうま)を買ってきたそうな。
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むかし、ある所に和尚(おしょう)さんと小坊(こぼう)っこと二人暮らしてあったと。 その村に、三助ていう博打(ばくち)こぎいたと。
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むかし、茶売りの兄様(あんさま)があったと。 兄様は、女房(にょうぼう)をもらうなら飯(まま)を食わない女が欲しいと探していたと。
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むかし、加藤清正(かとうきよまさ)が戦で朝鮮(ちょうせん)に行ったときのこと。 陸上では負けしらずの戦いぶりであったが、海上では日本の水軍が負けた。海上封鎖(かいじょうふうさ)されたので、日本からの補給(ほきゅう)がなくなったと。
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昔、あるところにお寺があったと。 お寺の庭(にわ)の柿の木に、枝もたわわに実がなって、秋にはその実が赤く熟れて、うまそうだと。
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昔、ある村に小さな寺があって、気の良い和尚さんと寺男が住んでいたと。 ある日、和尚さんが寺の前の川で洗い物をしていたら、仔猫(こねこ)が板に乗って流れてきた。
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むがし、あるところに諸国(しょこく)を巡り歩いている六部(ろくぶ)がおったと。 あるとき、山径(やまみち)を歩いていたら喉(のど)がかわいた。
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むがしあったけど。 ある家に姑(しゅうとめ)と嫁がいて、大変仲が悪くて、どうしたら姑に勝てるか、嫁に勝てるか、て、考えでいたけど。
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昔コあったじぉな。 むかし、ある所に仁助(にすけ)という、うんと稼(かせ)ぎ、酒もやらねえ、タバコもやらねえ、まじめな若者(わかもの)がいたっけど。
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むかし、むかし、ある田舎(いなか)の分限者(ぶげんしゃ)が江戸見物にでかけることにしたと。 なにしろお江戸は初めての町。聞くところによれば、江戸は大層(たいそう)ぶっそうなところで、道を歩くにも少しの油断も出来ないという。
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むかし、むかし、富山の置き薬屋(おきぐすりや)が、どうしたはずみか、死んでから地獄(じごく)へ落ちたと。 地獄の門をくぐると、大勢の仲間たちがいて、「よお、おまえもか」「お前もか」というてなつかしんだと。 そこへ鬼が来て、大きい鉄棒でみんなを押しやって、釜(かま)の中へざらざらとさらいこんでしまった。
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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。
語り:井上 瑤/平辻 朝子
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あの竜は何だったんだろう?
なぜねこがおどった?( 10歳未満 / 男性 )
爺さん元気じゃんか。( 40代 / 女性 )
なかなかの長編でしたね。( 40代 / 女性 )
カニの威力変態みたいにやばすぎて思わず吹いたw( 10代 / 女性 )
わたしは、しらゆきひめをみたい( 女性 )
短いお話しだったが、ゴボウが土から抜かれて真っ黒な様子、人参が赤いこと、じゃがいもが根にたくさんついていること、豆腐が水の中で風邪を引いたこと等が見事に表現されていて秀逸。おまけにオチもついていて楽しめた。( 40代 / 女性 )
鶯の鳴き声は、法華経を唱えていたからなのですね。しかし、良くない爺さんの身に何事もなくてよかったですね。こういう話のパターンとして、命を取られたりするので。( 40代 / 女性 )
狐を笑っていたはずが、狐に見事化かされたという話ですね。( 40代 / 女性 )
せっかく追手から逃げて命助かったと思ったのにあっけない結末でした。( 40代 / 女性 )
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