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山口県の昔話(全16話)

鳥の巣裁き(とりのすさばき)

鳥の巣裁き(とりのすさばき)

むかし、むかし、 長州と土佐と薩摩(さつま)の侍(さむらい)が一緒に道中(どうちゅう)していて、ひとつ宿(やど)に泊まったと。

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としくらべ

としくらべ

昔話の中には、後世(こうせい)に語り継がれるかどうか、よくわからない話が沢山(たくさん)あります。 はたして生き残るのか、はたまた消えてしまうのかは、そのお話の生命力次第ですから、無用の心配はしないで、今ある話をただ単純に、あははと笑っていればいいのかもしれません。

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狐の仇討(きつねのあだうち)

むかし、ある村に藤六(とうろく)という百姓(ひゃくしょう)がおったと。 ある日のこと、藤六が旅から村に帰って来る途(と)中、村はずれの地蔵(じぞう)堂のかげで、一匹の狐(きつね)が昼寝(ね)しているのを見つけた。

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年越しの豆(としこしのまめ)

むかし、むかしの大昔。 山やまには鬼がたくさん鬼が棲んでいたそうな。 鬼どもは、里におりてきては子供をさらって行く。里の人たちは、ほとほと困っておったと。

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猫の名(ねこのな)

むかし、むかし、あるところに爺と婆があったと。爺と婆は二人暮らしでさびしいから、猫を一匹もろうてきて飼うていたと。しかし、その猫には名前がついてなかった

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屁ひり婆の話(へひりばあのはなし)

昔、あるところにひとりの婆(ばあ)さんがあった。婆さんは、お年貢(ねんぐ)の頃に上納(じょうのう)する米の計量(はかり)をちょろまかすのがうまくて、役人は困りはてていたと。

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虎と蝸牛の競争(とらとかたつむりのきょうそう)

むかしむかし、ある竹藪(たけやぶ)の中に、大きな虎が一匹住んでおったと。虎は日ごろから、ひととび千里(せんり)じゃ、と走ることの早いのを自慢(じまん)にして、いばっておったと。

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年越しの豆(としこしのまめ)

むかしむかしの大昔、あちこちの山やまに鬼(おに)がたくさん棲(す)んでおったと。その鬼どもが里に出て来ては、子供をとって喰ってしまうので、里の人たち…

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往生の薬(おうじょうのくすり)

むかし、むかし、あるところに姑(しゅうとめ)と嫁(よめ)とが一緒に暮らしていたそうな。姑と嫁はたいそう仲が悪かったと。姑は嫁のやることなすことすべて…

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夫婦のむかし(みょうとのむかし)

昔、昔の大昔。なんでも、人間ははじめ、夫婦(みょうと)が背中あわせにくっついて生まれてきていたそうな。あるときのこと、大勢の人間たちが集まって、神さ…

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紙すき毛すき(かみすきけすき)

むかし、むかし、周防・長門、今の山口県の農家では、楮(こうぞ)をつくって紙をすき、米のかわりに年貢(ねんぐ)として殿様へ納めていたそうな。冬の寒い山…

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目上の意見と茄子の花(めうえのいけんとなすのはな)

むかし、あるところにお寺があって、和尚(おしょう)さんと小僧さんが住んでおったと。あるとき、小僧さんが修行(しゅぎょう)に出ることになったと。小僧さ…

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まぁだまだわからん

今はクレジットカードの世の中ちゅうて、まんだ手にもしていない先(さき)の金(かね)を当てにして、物を買(こ)うたり、金を借りたり、そんな風だんが、金…

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おしずとたぬき

戦国(せんごく)のころ、青海島(おうみしま)に漁師を父にもつ、おしずという八つになる気だてのやさしい娘がいた。ある日のこと、この島にきた一人のかりう…

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順めぐり(じゅんめぐり)

むかし、あるところに、一人の猟師(りょうし)がおったげな。ある日、鉄砲をかついで山に出掛け、藪(やぶ)にしゃがんで獲物(えもの)が来るのを待っちょっ…

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とっ付こうか ひっ付こうか(とっつこうか ひっつこうか)

むかし、あるところにお爺(じい)さんとお婆(ばあ)さんが住んでおったそうな。あるとき、お爺さんは、山へ木を樵(き)りに行った。日暮れになってもカキン…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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悲しい
茨木童子」の感想

あちしは色んな意味で茨木くん推しなので、彼の生い立ちにちょっと同情しちゃいました。( 20代 / 女性 )

悲しい
茨木童子」の感想

人間の両親のもとに生まれながらも、鬼として忌み嫌われてほうっておかれた茨木くんがなんとも可哀そうだとは思うけど、最後の最後まで親思いだったところもジーンってきた気がする。あちしも色んな意味で茨木くん推しだからちょっとはその常識離れした生い立ちにも同情しちゃうかもなー。鬼にだって、慈しみはあるんだ!( 20代 / 女性 )

悲しい
榛名湖の腰元蟹」の感想

恋はいつの時代も命を投げ出すほどの力があるんだなと思った( 10代 / 女性 )

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感動
猫女房」の感想

最後に幸せになって良かった 良いお話だった!( 10歳未満 / 女性 )

怖い
時鳥の兄弟」の感想

兄万歳!、!、!、( 10歳未満 )

驚き
脂とり」の感想

そろりんべったりあぶのかわ ってなんです( 10代 )

驚き
正直爺と仔犬」の感想

金玉といった表現なんてして良いのでしょうか?下ねたなきがしますが。..,( 男性 )

悲しい
カラス女房」の感想

なんで 女房になったのでしょう? 人間になりたかったとして、兄様はカラスではいけなかったのでしょうか?( 70代 / 女性 )

驚き

出産ほどではないと思うけど結構痛そうΣ(>Д<)( 男性 )

悲しい

新しいエンディングをつけよう。 「河童はその男を生き返らせて、新しい殿様にその男がなった。その男は、ちゃんと人を人として最後まで尊重する男であり、ちゃんと人がさきわい合う地域になりましたとさ。」みたいな。 そうしようよ。( 30代 )