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(全883話)

ねずみ浄土(ねずみじょうど)
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ねずみ浄土(ねずみじょうど) 【青森県】

むかし、あるところに爺(じい)と婆(ばあ)がおったと。あるとき、爺は山へ木を伐(き)りに行ったと。ガッキン、ガッキン木を伐って、飯時(めしどき)にな…

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傘の絵(かさのえ)
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傘の絵(かさのえ) 【岩手県】

むかし、あるところに長者どんがあったと。長者どんは大変物好(ものず)きな人であったと。それを聞きこんで旅の商人(あきんど)が一本の掛(か)け軸(じく…

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あぐばんば
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あぐばんば 【秋田県】

土炉(じろ)の灰(あぐ)を悪戯(えたずら)して掘るど、その穴がら灰ばんば出てくるぞ。昔(むがし)、あったけど。隣の隣の村さ、灰ばんば居(え)たけど。

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猫檀家(ねこだんか)
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猫檀家(ねこだんか) 【岩手県】

むかし、あるところに貧しい山寺があって齢(とし)をとった和尚(おしょう)さんがすんでおったそうな。和尚さんは年老いた虎猫を飼って子供のように可愛がっ…

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もとの平六(もとのへいろく)
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もとの平六(もとのへいろく) 【岩手県】

昔。ある町に、平六という貧しい男がすんでおった。この平六、たいへんな無精もので、ふんどしなどめったに洗わん。同じふんどしを二年もしめていた。だから、…

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火男の話(ひょっとこのはなし)

火男の話(ひょっとこのはなし) 【岩手県】

むかし、あるところに爺さまと婆さまがおったそうな。ある日のこと、爺さまは山へ芝刈りにいって、大きな穴をひとつ見つけたと。「こんな穴には悪いものが棲む…

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骨をかじる男(ほねをかじるおとこ)

骨をかじる男(ほねをかじるおとこ) 【北海道】

古い学校には、必ずと云って良い程怪談の一つや二つはある。開かずの便所とか、誰もいない教室からピアノの音がするといった話が多い。―これは、大正の頃のあ…

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はだか半三郎(はだかはんざぶろう)

はだか半三郎(はだかはんざぶろう) 【秋田県】

むかし、あるところに「はだか半三郎」ていう若い男、いてあったと。食う物も、着る物も何も無(ね)ぇ貧乏な人であったと。ある時、世話好きな人、「はだか半…

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タクシーに乗った女(たくしーにのったおんな)

タクシーに乗った女(たくしーにのったおんな) 【北海道】

これは、本当にあったお話。ある暑い夏の夜のこと、一台のタクシ―が、国立(こくりつ)中央病院の前で、若い女の客を乗せた。運転手が、「どちらまで行きます…

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座敷わらし(ざしきわらし)

座敷わらし(ざしきわらし) 【秋田県】

昔、あったけど。昔、ある村に親方衆(おやかたしゅう)の婆(ばば)がおったけど。ある日、婆は、間もなく昼になるので畑で働いている家の者へ昼飯届けるかな…

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娘の骸骨(むすめのがいこつ)

娘の骸骨(むすめのがいこつ) 【岩手県】

むかし、あるところに、手間賃(てまちん)を取ってその日暮(ひぐ)らしをしている爺(じい)があったと。今日は四月八日お釈迦(しゃか)さまの誕生日(たん…

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女房を出す戸口(にょうぼうをだすとぐち)

女房を出す戸口(にょうぼうをだすとぐち) 【岩手県】

むがすあったじもな。あるどごに夫と女房があったど。夫は、隣の女房が常日(つねひ)ごろ化粧ばかりしているので、ばかにいい女ごに見えただ。惚れだど。家(…

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一粒、千粒なあれ(ひとつぶ、せんつぶなあれ)

一粒、千粒なあれ(ひとつぶ、せんつぶなあれ) 【秋田県】

むがし、むがし。あるどころに、爺(じ)さと婆(ば)っば居てあったど。爺さ、庭掃いていだけ、一粒(ひとつぶ)の豆、拾ったど。その豆、「一粒の豆、千粒な…

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赤神と黒神(あかがみとくろがみ)

赤神と黒神(あかがみとくろがみ) 【青森県】

むかし、陸奥(むつ)の国(くに)、今の青森県の竜飛(たっぴ)というところに、黒神(くろがみ)という神様(かみさま)が住んでおったと。そしてまた、竜飛…

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茗荷もの忘れ(みょうがものわすれ)

茗荷もの忘れ(みょうがものわすれ) 【岩手県】

むかし、あるところに一軒の宿屋があった。この宿の主人はとても欲が深く、部屋に忘れもんがあると、みんな自分のものにしてしまうような人だったと。あるとき…

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馬になった姉(うまになったあね)

馬になった姉(うまになったあね) 【秋田県】

昔、あったずもな。ある家の姉(あね)、機織(はたお)ってだど。キンカラリンキンカラリンって。兄(あに)、畠(はたけ)さ行って家にいねかったど。天気の…

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座頭の木(ざとうのき)

座頭の木(ざとうのき) 【秋田県】

昔、あったずもな。あるどこに川の渡守(わたしもり)居てあったど。その年、うんと雨降って、洪水出て大変であったど。洪水のあと、渡守り、流れてくる木を拾…

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古屋の漏り(ふるやのもり)

古屋の漏り(ふるやのもり) 【岩手県】

むかし、山奥の家で、爺さまと婆さまが、一匹の馬を飼っておった。ある雨がざんざ降りの夜に、虎がやってきて、馬をとって食おうと馬小屋にしのびこんだ。家の…

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蛙聟(かえるむこ)

蛙聟(かえるむこ) 【岩手県】

むかし、あるところに爺さんと婆さんが暮らしていたと。子供がなかったので、何をするにも張り合いがない。それで、毎朝毎晩、畑の行き帰りに道端のお堂の観音…

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蜘蛛女(くもおんな)

蜘蛛女(くもおんな) 【岩手県】

昔あるどごろに、小間物(こまもの)の行商(あきない)している男がいであったど。ある在郷(ざいごう)を行商して歩(あり)いている内(うち)に、道に迷っ…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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驚き
「あぐばんば」の感想

あぐばんばが怖すぎる 昔話でこんな怖い見た目の怪異って 娘は勇敢で賢い ほっとした ( 50代 / 女性 )

感動
「あぐばんば」の感想

悪い化け物は誰かが退治しなければ明るい未来は永遠にやって来ない。あぐばんばが死んで本当に良かった。スカッとして安心しました。1人の勇気ある賢い娘のお陰で平和を取り戻す事ができてとっても感動しました。( 女性 )

驚き
「骨をかじる男」の感想

新鮮な骨が好きなのかしら?( 10代 )

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悲しい
「馬追鳥」の感想

山梨の八ヶ岳南麓に住んでいます。  標高800メーターの山の中です。  夏になると前の林からアオバトの鳴き声が聞こえて来ます。  家に来るお客様は、聞いた事のない鳴き声に「あれは何の声?」とよく訊かれます。 「アオバト」と言ってとても綺麗な鳥ですよ。と答えると殆どの方は「何だかもの悲しい鳴き声ですネ」と仰います。  馬追どりの話を聞き納得致しました。  これからは鳴き声を聞くたびにこのお話を思い出す事でしょう。  いいお話をありがとうございました。( 80代以上 / 女性 )

楽しい
「猫檀家」の感想

和尚さんは普段からよっぽど猫に優しかったのかしら。( 50代 / 女性 )

悲しい
「火男の話」の感想

婆様はその後どうなったのでしょうか。 爺様は金のために童をかわいがっていたのか、純粋に愛してあげられていたのか。家が栄えても、亡くなってしまった童を想うと可哀想でなりません。一概にひょっとこを飾れば家が繁栄するからめでたしめでたしとは締めくくれないなと複雑な気持ちになりました。

驚き

 ネズミがひいたりしたらエグいな( 10歳未満 / 男性 )

楽しい
「もとの平六」の感想

アハハハと笑えました。( 50代 / 女性 )