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むかし、あるところに貧しい山寺があって齢(とし)をとった和尚(おしょう)さんがすんでおったそうな。和尚さんは年老いた虎猫を飼って子供のように可愛がっ…
昔。ある町に、平六という貧しい男がすんでおった。この平六、たいへんな無精もので、ふんどしなどめったに洗わん。同じふんどしを二年もしめていた。だから、…
むかし、あるところに爺さまと婆さまがおったそうな。ある日のこと、爺さまは山へ芝刈りにいって、大きな穴をひとつ見つけたと。「こんな穴には悪いものが棲む…
古い学校には、必ずと云って良い程怪談の一つや二つはある。開かずの便所とか、誰もいない教室からピアノの音がするといった話が多い。―これは、大正の頃のあ…
むかし、あるところに「はだか半三郎」ていう若い男、いてあったと。食う物も、着る物も何も無(ね)ぇ貧乏な人であったと。ある時、世話好きな人、「はだか半…
これは、本当にあったお話。ある暑い夏の夜のこと、一台のタクシ―が、国立(こくりつ)中央病院の前で、若い女の客を乗せた。運転手が、「どちらまで行きます…
昔、あったけど。昔、ある村に親方衆(おやかたしゅう)の婆(ばば)がおったけど。ある日、婆は、間もなく昼になるので畑で働いている家の者へ昼飯届けるかな…
むかし、あるところに、手間賃(てまちん)を取ってその日暮(ひぐ)らしをしている爺(じい)があったと。今日は四月八日お釈迦(しゃか)さまの誕生日(たん…
むがすあったじもな。あるどごに夫と女房があったど。夫は、隣の女房が常日(つねひ)ごろ化粧ばかりしているので、ばかにいい女ごに見えただ。惚れだど。家(…
むがし、むがし。あるどころに、爺(じ)さと婆(ば)っば居てあったど。爺さ、庭掃いていだけ、一粒(ひとつぶ)の豆、拾ったど。その豆、「一粒の豆、千粒な…
むかし、陸奥(むつ)の国(くに)、今の青森県の竜飛(たっぴ)というところに、黒神(くろがみ)という神様(かみさま)が住んでおったと。そしてまた、竜飛…
むかし、あるところに一軒の宿屋があった。この宿の主人はとても欲が深く、部屋に忘れもんがあると、みんな自分のものにしてしまうような人だったと。あるとき…
昔、あったずもな。ある家の姉(あね)、機織(はたお)ってだど。キンカラリンキンカラリンって。兄(あに)、畠(はたけ)さ行って家にいねかったど。天気の…
昔、あったずもな。あるどこに川の渡守(わたしもり)居てあったど。その年、うんと雨降って、洪水出て大変であったど。洪水のあと、渡守り、流れてくる木を拾…
むかし、山奥の家で、爺さまと婆さまが、一匹の馬を飼っておった。ある雨がざんざ降りの夜に、虎がやってきて、馬をとって食おうと馬小屋にしのびこんだ。家の…
昔あるどごろに、小間物(こまもの)の行商(あきない)している男がいであったど。ある在郷(ざいごう)を行商して歩(あり)いている内(うち)に、道に迷っ…
昔、あるところに爺さまと婆さまといてあったと。ある天気のよい日に、婆さま、麦干(ほ)していたら、そこへ雁(がん)が飛んできて下りたと。爺さま、ソバ餅…
むかしむかし、猿(さる)と蟹(かに)といてあったど。あるとき、猿が蟹さ、「蟹、蟹、二人して餅(もち)コ搗(つ)がねがぁ」いっだど。そしたら、蟹も搗く…
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※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。
語り:井上 瑤/平辻 朝子
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中学校の七不思議はしらなかった。
ななつめのはなしはなにだろう( 10歳未満 / 男性 )
蜘蛛女は怖かったけど、面白かったです。( 20代 / 女性 )
大好きだった井上瑤さんを検索して たどり着きました。 アニメでよく聞いていた瑤さんの声をまた聞けて嬉しかったです。 だいぶ前に収録したものですが、今この様なネットで聞けるのは不思議な気持ちでありがたいです。 沢山の作品がある様なので これから少しづつ聞いて瑤さんを思い出します。( 40代 / 女性 )
友達は雪ちゃんが雪から授かった子だって知ってたのになんで火の上を飛ばせようとしたんだよ。( 10歳未満 / 女性 )
猿のしっぽが取れるのが痛そう。( 10歳未満 / 男性 )
酷い話。地主もせがれも途中でやめさせたら良かったのに。たみがあまりに可哀想。 「せがれと旦那もなんとか言ってやれ。極秘で結婚すれば良かったのに」(10歳未満 女性)( 30代 / 女性 )
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