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(全882話)

耳だけ極楽(みみだけごくらく)

耳だけ極楽(みみだけごくらく) 【群馬県

むかし、あるところに根性曲(こんじょうま)がりで手前勝手(てまえかって)な婆(ば)さがおったと。 この婆さが急の病(やまい)でコロッと亡くなった。地獄落ちだと。

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田根森根っこ(たねもりねっこ)

田根森根っこ(たねもりねっこ) 【秋田県

昔、昔。田根森の人達、薪(たきぎ)が少なくて、大した難儀(なんぎ)してだけど。ある冬の寒い日、この田根森さ、みすぼらしい一人の坊主、お貰(もら)いに…

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二月の部屋(にがつのへや)

二月の部屋(にがつのへや) 【青森県

むかし、あるところに爺さと婆さが暮らしておったと。ある日、爺さは山へ芝刈(しばか)りに行ったと。梅の古木(ふるぎ)をカッツン、カッツン伐(き)っていると、きれいなお姫様が現れて・・・

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節分の鬼(せつぶんのおに)

節分の鬼(せつぶんのおに) 【秋田県

むがし、あったけど。あるお爺(じい)さん、寒の明げる晩に、「豆も無(ね)えす、嬶(かか)もいねぇのだす、一人だも、どうもなんねえ、豆なの蒔がねぇ。火…

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鶴女房(つるにょうぼう)

鶴女房(つるにょうぼう) 【岩手県

むかし、あるところに正直な若者がいてあったど。あるとき、若者が田打ちをしていると、天から一羽の鶴(つる)がヒラヒラと下りて来たど。どこか傷手(いたで…

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医者どんと和尚さま(いしゃどんとおしょうさま)

医者どんと和尚さま(いしゃどんとおしょうさま) 【新潟県

むかし、あるところに医者どんと和尚さまがいてあったと。 ある日、医者どんのところへ和尚さまから手紙が届いた。

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和尚と小僧(おしょうとこぞう)

和尚と小僧(おしょうとこぞう) 【大分県

昔、あるお寺に和尚さんと小僧さんがおったと。 和尚さんは毎晩餅(もち)を囲炉裏(いろり)で焼いて食べるけんど、小僧さんにゃ、ちっともやらんので、小僧さんは、どうにかして餅を食べる工夫はないもんかと思案しちょったそうな。

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瘤とり爺(こぶとりじい)

瘤とり爺(こぶとりじい) 【岩手県

昔、まんずあるところに、額(ひたい)に拳骨(げんこつ)ほどのでっこい瘤(こぶ)のある樵(きこり)の爺(じい)さまがあったど。ある日、山へ行って、もう…

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夢合わせ(ゆめあわせ)

夢合わせ(ゆめあわせ) 【秋田県

むかしむかしあったと。あるところにお大尽(だいじん)がいてな、正月の二日(ふつか)に何人もの下男下女を集めて、夢合わせしたそうだ。「わたしゃあ、こう…

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吉四六さんと借金取りの香典(きっちょむさんとしゃっきんとりのこうでん)

吉四六さんと借金取りの香典(きっちょむさんとしゃっきんとりのこうでん) 【大分県

むかし、ある年の大晦日のこと。吉四六さんの村では、借金取りが掛売りの貸金を集金しに、家々をまわっておった。家の中からそれを見ていた吉四六さんの女房「貸すほどお金があるっちゅうのも大変だねえ」

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小座頭大座頭(こざとうおおざとう)

小座頭大座頭(こざとうおおざとう) 【長野県

昔、あるところに貧乏な爺(じい)と婆(ばあ)がいたと。 歳(とし)とりの晩(ばん)に、小さな座頭(ざとう)どんが戸を叩(たた)き、 「今晩(こんばん)だけ泊めてくろ」 というた。

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雪女(ゆきおんな)

雪女(ゆきおんな) 【広島県

なんと昔あったげな。 あるところに景色のいい若い衆(わかいし)があって、晩方、道を通りよったらな、きれいげな娘さんが道端(みちばた)に出とって、 「ちょいとまあ、うちに泊まって」 言いますだってなあ。

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石割り木挽(いしわりこびき)

石割り木挽(いしわりこびき) 【秋田県

昔コあったじょな。 むかし、南部、今の秋田県のあるところで、家普請(いえぶしん)をするとて、木挽(こびき)を頼(たの)むことになったど。

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果てなし話(はてなしばなし)

果てなし話(はてなしばなし) 【高知県

とんと昔あったげな。 あるところにとても話し好きの爺さんがあったと。 毎晩(まいばん)毎晩若い衆(し)が幾人(いくにん)も来て、とてつもない話をしては、爺さんを喜ばしていたと。

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亀に負けた兎(かめにまけたうさぎ)

亀に負けた兎(かめにまけたうさぎ) 【新潟県

兎と亀の話は知っているね……兎が負けたやつだ。でも、このあと負け兎がどうしたかは、余り伝わっていない。今週は、その続きを話そうかの。

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正直爺と仔犬(しょうじきじいとこいぬ)

正直爺と仔犬(しょうじきじいとこいぬ) 【島根県

むかしあったげな。 正直爺(しょうじきじい)と欲深爺(よくぶかじい)とがあったげな。 あるとき、正直爺が山でタキギを拾うていたら、

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福禄寿(ふくろくじゅ)

福禄寿(ふくろくじゅ) 【熊本県

昔、七福神(しちふくじん)さんの一人の福禄寿(ふくろくじゅ)さんが、一間四角の小まか家を建(た)てて、昼寝(ひるね)をしとったが、頭が長かけん、頭半分が家から外さん出とった。

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きつつき

きつつき 【秋田県

昔、昔。 ある家さ一人の婆(ばあ)さん餅(もち)焼(や)いていたけ、トントン戸を叩(たた)ぐ音して、旅人、 「すまねども、ちょっと休ませて呉(け)ねしか」 と、言ったども。

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八右衛門出口(はちえもんでぐち)

八右衛門出口(はちえもんでぐち) 【山梨県

むがし、甲斐の国、今の山梨県(やまなしけん)北巨摩郡(きたこまぐん)の大泉村(おおいずみむら)というところに、谷戸八右衛門(やとはちえもん)という男がおったと。

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柿売りと婆さん(かきうりとばあさん)

柿売りと婆さん(かきうりとばあさん) 【福岡県

むかし、あるところに爺(じい)さんと婆(ばあ)さんがくらしていた。 ある日のこと、婆さんが家の井戸端(いどばた)で畑から採(と)ってきた野菜を洗っていたら、男の人が垣根(かきね)の向こうから声をかけてきた。

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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いろいろな民話にそれぞれこせいがあっていいと思った

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最高 天才 ( 10歳未満 / 女性 )

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蜘蛛女」の感想

こわっ

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椀貸淵」の感想

膳と椀を1組返し忘れて、翌日にわび状を添えて返しても、それっきり音信不通になったのは随分と厳しい対応ですね。( 40代 / 女性 )

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分かりにくい( 10歳未満 / 女性 )

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約束ごと」の感想

名前作るの適当でしょ。