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化け物退治の昔話(全24話)

福は内 鬼は外(ふくはうち おにはそと)

福は内 鬼は外(ふくはうち おにはそと) 【徳島県

とんと昔の話じゃったそうな。 あるところに女の子が出来た。名前をお福(ふく)とつけた。村中(むらじゅう)でも誰(だれ)にも負けない器量好(きりょうよ)しだったと。

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虱と蚤の由来(しらみとのみのゆらい)

虱と蚤の由来(しらみとのみのゆらい) 【青森県

昔、昔、ある山の中に一軒(いっけん)の家があったと。おっ母と童(わらし)と二人、いてあったと。畑をちょっとと、お蚕(かいこ)さんをちょっと持っていたと。

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またぎの犬(またぎのえんこ)

またぎの犬(またぎのえんこ) 【秋田県

昔、あったずおん。またぎ、白犬(しろえんこ)連れで山さ行ったど。えんこてば犬のこんだ。ずっと山奥さ入って行ったども、なんも獲物(えもの)無(ね)ぐて、山の中で暗ぐなってしまったど。

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猿の経立(さるのふったち)

猿の経立(さるのふったち) 【岩手県

むかし、あるところに力の強い樵夫(きこり)がおった。あるとき、樵夫が山へ木を伐(こ)りに行ったら、奥山に巨(お)っきな樹(き)があった。径渡(さしわ…

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樵夫の殿様(きこりのとのさま)

樵夫の殿様(きこりのとのさま) 【岩手県

むかし、あるところに樵夫(きこり)の父(とど)があったと。春の天気のいい日に山へ木を伐(き)りに行ったと。カツン、カツンと木を伐りながら傍(かたわ)…

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化狸と和尚(ばけだぬきとおしょう) 【山形県

むかしあったと。 あるところに人里離れた寺があったと。 来る和尚さまも、来る和尚さまも、みんな何かの化物にとって食われて、次の日には居なくなってしまう。 村では、和尚さまが居なくては法事も出来ん。困っておったと。

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山父のさとり(やまちちのさとり) 【徳島県

むかし、あるところに一人の桶屋(おけや)がおったそうな。雪の降った朝、桶屋が外に出て桶を作っていると、山の方から、一つ目一本脚の、恐ろしげな怪物がや…

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牛方三十郎と山姥(うしかたさんじゅうろうとやまんば) 【長野県

むかし、糸魚川街道(いといがわかいどう)で荷物を運んでいた牛方に三十郎という者があった。ある日のこと、牛二頭を追って大網峠(おおあみとうげ)にさしか…

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ツーツー、カラカラ 【新潟県

むかし、あるところに古寺があったそうな。 その寺では化物が出て、和尚(おしょう)さまが住んでもすぐに食われてしまうのだと。それで、誰(だれ)も和尚さまの来手が無くなったと。

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延右衛門と山父(えんねもんとやまちち) 【高知県

むかし、むかし。土佐の長沢村というところに、延右衛門いう猟師がおったそうな。延右衛門は村一番のえらもんで、どんな山奥でも夜の夜中を一人でのし歩き、ちっとも恐がらんような男じゃったと。

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天道さんの金の鎖(てんとうさんのかねのくさり) 【広島県

むかし、むかし。あるところにおっ母さんと、太郎と次郎と三郎の三人の子供が暮らしておったと。あるとき、おっ母さんが山へ薪を拾いに行くと、山姥が出て来て、おっ母さんをベロッと食うてしもうた。

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谷峠の猫又(たにとうげのねこまた) 【石川県

昔、あったそうじゃ。谷峠に人をとって食ってしまう、大変に恐い猫又が棲(す)んでいたと。強い侍(さむらい)が幾人(いくにん)も来て、弓矢を射かけるのだが、どれもチンチンはねて、当てることが出来なかった。

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人影花(ひとかげばな) 【鹿児島県

むかし、あるところに貧乏(びんぼう)な婿(むこ)どんがおって、いとしげな嫁ごと暮らしておったそうな。そのころはまだ鬼(おに)がおっての、ときどき里に…

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米良の上漆(めらのじょううるし) 【宮崎県

むかし、日向(ひゅうが)の国(くに)、今の宮崎県の米良(めら)の山里に、二人の兄弟がおったそうな。二人は米良の山奥に分(わ)け入(い)って、漆(うる…

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五月ごろうの由来(ごがつごろうのゆらい) 【長崎県

むかし、ある山間(やまあい)の村に両親と三人の兄弟が住んでおったと。あるときから、一番上の兄が、毎晩どこかへ出かけて行き、夜中過ぎに冷たい身体で帰っ…

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血染めの足型(ちぞめのあしがた) 【高知県

むかし、たぶん江戸時代の頃じゃと思います。ここは高知県南国市(なんごくし)篠原(しのはら)ですが、この土地に、渋谷権右衛門(しぶやごんうえもん)とい…

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鬼の岩屋(おにのいわや) 【香川県

昔、あるところに大けな岩屋(いわや)があって、鬼(おに)が棲(す)んでおったと。鬼は、手下(てした)に大勢の山賊(さんぞく)どもを使っておったと。山…

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猿に盗られた嫁さん(さるにとられたよめさん) 【鳥取県

昔、あるところに山(やま)の家(いえ)があって、猟師(りょうし)と嫁さんが一匹の犬と暮らしてあったそうな。ある日、猟師が犬を連(つ)れて猟に出かけた…

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こんにゃくの貰い風呂(こんにゃくのもらいぶろ) 【和歌山県

むかし、山の中に古寺(ふるでら)があって、和尚さんがたった一人で住んでおった。ある夜、表の戸がトントンと叩かれるので、和尚さんが出てみると、一人の旅…

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かしこ淵(かしこぶち) 【岐阜県

むかし、ある村に魚釣りの好きな男がいたと。ある春の日、男は、「水が温(ぬる)んできたから、魚どもも動き出す頃合(ころあ)いじゃろ」いうて、村はずれを…

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飯食わぬ嫁(ままくわぬよめ) 【山梨県

昔、あるところに吝(しわ)ん坊(ぼう)の男がおったと。日頃、飯(まま)食わぬ嬶(かかあ)が欲しいというておったが、そんな嬶はいるはずもない。ところが…

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鯖売りと山ん婆(さばうりとやまんば) 【新潟県

昔、あったてんがの。あるところに鯖売(さばう)りがいた。あるとき、鯖売りは魚籠(さかなかご)に鯖(さば)を入れて、山里(やまざと)へ売りに行ったと。

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山梨の怪(やまなしのかい) 【新潟県

むかし、父さと嬶(かか)さと子がおった、嬶さの腹には、また子が出来ていたと。子を孕(はら)むと、口(くち)が変るって、嬶さ急に山梨(やまなし)が食い…

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節分の鬼(せつぶんのおに) 【山形県

むかし、あるところに貧乏な夫(とと)と妻(かか)があったと。二人は、朝は朝星(あさぼし)の出ているうちに畑へ行き、夜は夜星(よぼし)をながめながら帰…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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感動
「民話の部屋」の感想

フジパン民話が終了し、今後どうなるのか心配していました。こちらのサイトで継続されるのですね。とても嬉しいです。六渡邦昭様がご快癒されますことをお祈り申し上げております。それでは失礼します。( 50代 / 男性 )

怖い
「民話の部屋」の感想

船頭が知ってたって事は医者の前にも見込まれた人がいたのかそれとも?( 30代 / 男性 )

驚き
ぼんぼんザメ」の感想

小舟で釣鐘を二つも運んでたの?( 30代 / 男性 )

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怖い
「民話の部屋」の感想

七不思議って怖いね( 10代 / 男性 )

悲しい
猿の婿どの」の感想

猿は、悪いことをしたわけでもなく、むしろ困っていた翁の約束に応えて力を貸し、困難を取り除き、末娘を大切にし、その願いを叶えようと、出来る限りのことをしています。その猿が殺されてしまうことは、かわいそうでなりません。末娘は、結婚が嫌なら二人の姉のように断ればいいだけだと思いますし、それで婚約破棄になった為にが賠償しなければいけなくなってもそれは仕方のないことだと思います。しかし、猿は、殺されても仕方がないようなことはしていません。そして、娘は、猿の命を奪うこと以外の解決法を考えられるはずです。親孝行で賢い良い娘としてかかれている末娘は、最初から殺害しようと考えているようで、二人の姉よりずっと腹黒く残忍な娘だと思います。この話を、もしも取り扱わなければならない時は、自分の娘を労働の対価として物のように扱う翁やかけがえのない命を奪ってまで解決しようとした末娘の行動や、結局、猿を騙したり、殺害したりした翁や末娘が、そんなことで本当に幸せになれるのかどうかなどを問題にしようと思います。( 50代 / 男性 )

驚き
「民話の部屋」の感想

本当に驚きました。

感動
和尚さんと狸」の感想

令和四年6月10日現在、「和尚さんと狸」の話を聴いて感動し、このタヌさんの様に受けた恩義を長年努力してお返ししようとする若者、いや御仁はいるのだろうか… 少なくとも5年前の私ならばそんな余裕は無かったかも。今ならば、老い先短い今ならば、タヌさんがした様にコツコツと砂金を集められたかもしれない。欲望があるうちはなかなか出来ない感謝の所作。タヌさん有り難う。( 60代 / 男性 )

悲しい
和尚さんと狸」の感想

狸と和尚さんの友情に心温まりました。最後は切なかったけど、いいお話でした。( 30代 / 女性 )

感動
「民話の部屋」の感想

いつも、ほっこりする民話をありがとうございます♪いつまでも残したいお話ばかりです!( 40代 / 女性 )