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香川県の昔話(全7話)

福を授けた貧乏神(ふくをさずけたぶんぼうがみ)

むかし、あるところに男が住んでおった。その男は、よっぽど貧乏神(びんぼうがみ)に見込(みこ)まれているとみえて、どうにもならないほど困っておったと。

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和尚さんと極楽風呂(おしょうさんとごくらくぶろ)

昔あるところにお寺があって、和尚さんが一人おったと。 あるとき和尚さんは、法事に呼ばれて、一軒の貧しい檀家に行ったと。 お経を読んで法事が終わったら、その家のおっ母さんが、 「私ン家はこのとうりの貧乏家ですから、何のおもてなしは出来ませんが、せめて思うて、お風呂の用意をいたしましたから、どうぞお入りになって温もうて下さい」 というたと。

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節分と貧乏神(せつぶんとびんぼうがみ)

昔になぁ、家内がしょうたれで、所帯場(しょたいば)のまわりにつばを吐(は)いたり、汚(きたな)くしとる家があったそうな。男はなんぼ働いても働いても貧…

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おれが大きい(おれがおおきい)

とんと昔もあったげな。あるところに、片方の羽を拡(ひろ)げると千里、もう片方の羽を拡げるとまた千里ある大きな鳥がいたと。われほど大きな生き物はあるま…

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北風長者(きたかぜちょうじゃ)

むかし、大阪の鴻池(こうのいけ)の長者(ちょうじゃ)と、兵庫の漁師の蛸縄(たこなわ)とりとが、四国の金毘羅道中(こんぴらどうちゅう)で親しくなったと…

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鬼の岩屋(おにのいわや)

昔、あるところに大けな岩屋(いわや)があって、鬼(おに)が棲(す)んでおったと。鬼は、手下(てした)に大勢の山賊(さんぞく)どもを使っておったと。山…

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絵から抜け出た馬(えからぬけだしたうま)

むかし、あるところにお寺があって、絵のとても上手な小僧さんがおったと。小僧さんはお経を少しも覚えようとはしないで、絵ばかり画いておるのだと。和尚さん…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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驚き
笠地蔵」の感想

今まで長年貧乏だった老夫婦が一晩で大金持ちになったら、犯罪を疑われたり狙われたりするのではないかと心配になる。 おじぞうさんたちもその金銀財宝どっから持ってきたの( 20代 / 女性 )

楽しい
金の斧 銀の斧」の感想

なんか損しててかわいそう。まっ、自分が悪いしいっか。( 10歳未満 / 男性 )

驚き
鬼と刀鍛冶」の感想

石川県出身ですが、こんな逸話があったとは知りませんでした。 語りは聞き取りやすく懐かしい気持ちにもなりましたが、方言で語るとより雰囲気が出るのでは無いかと感じました。( 40代 / 男性 )

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悲しい
七夕女房」の感想

悲しい( 70代 / 男性 )

悲しい
火呑山池の大蛇」の感想

蛇さんがかわいそうに感じました! でもお話はとても楽しかったです。 ありがとうございました!( 10歳未満 / 女性 )

怖い
こんな晩」の感想

六部がそんなに金持ってるわけないと思う。( 60代 / 女性 )

怖い

結末に“昔こっぽり”と添えるあたり、上方落語や滑稽譚の風合いがしっかり出ています( 30代 / 男性 )

楽しい
火車猫」の感想

たのしいよ( 10歳未満 / 女性 )

悲しい
「民話の部屋」の感想

女の人が殺されて可哀想だった。 幽霊になって婚約者に会えたらいいな!