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(全883話)

猿の尻は真赤っか(さるのしりはまっかっか) 【佐賀県】

むかし、むかし、あるところに爺さんと婆さんとが暮らしてあった。爺さんは毎日山の畑のウネ打ちに行っておったと。ある日のこと、爺さんが畑のウネを打っていたら、畑の縁(へり)にあった石に猿(さる)が腰掛(こしか)けて、爺さんの悪口言うたと。

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鳩合点(はとがてん) 【島根県】

うぐいすが啼(な)く頃になりましたねえ。うぐいすはきれいな鳥で、ほんとに立派な巣うもこしらえるのよ。昔にね、うぐいすの巣うを鳩が見て、あんな立派な巣うをおれもこしらえられたらいいなあって。

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泣き味噌三文、笑ったら五文(なきみそさんもん、わらったらごもん)

泣き味噌三文、笑ったら五文(なきみそさんもん、わらったらごもん) 【北海道】

あんたさん、こういう唄、知っていなさるかい。「泣き味噌小味噌笑ったら五文泣き味噌三文笑ったら五文あっぷっぷ」泣く子へのあやし唄でね、今はあまり聞かなくなりましたが、私ら子供のころはあちこちでよく唄っていましたよ。

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蛙報恩(かえるほうおん) 【長崎県】

昔、あるところに庄屋があった。庄屋には年頃の美しいひとり娘があったと。あるとき、庄屋の妻が畑へ出ていると、一匹の小んまい蛇がにょろにょろと出て来て、蛙を呑もうとした。

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蟻と蜂の旅(ありとはちのたび) 【宮城県】

むかし、むかし、あるところに蟻(あり)と蜂(はち)があったと。あるとき道端(みちばた)のタンポポの花のてっぺんで蟻と蜂が出逢った。

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刀鍛冶秘法(かたなかじひほう) 【高知県】

とんとむかし、ある刀鍛冶のところへ、兼光(かねみつ)という若い男が弟子(でし)いりしたそうな。兼光はまじめに働(はたら)いて、師匠からも気にいられ、何年かすると師匠の向こう鎚(づち)を打つまでに上達したと。

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虎と蝸牛の競争(とらとかたつむりのきょうそう) 【山口県】

むかしむかし、ある竹藪(たけやぶ)の中に、大きな虎が一匹住んでおったと。虎は日ごろから、ひととび千里(せんり)じゃ、と走ることの早いのを自慢(じまん)にして、いばっておったと。

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福間の又兵衛さん(ふくまのまたぜえさん) 【福岡県】

とんと昔のことたい。筑前(ちくぜん)の国、今の福岡県の福間の里(ふくまのさと)に花見(はなみ)という街道(かいどう)が一本通っておって、その道は、いつでもおさん狐が化(ば)けて出るところじゃったげな。

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ひとりは十能(ひとりはじゅうのう) 【岡山県】

むかし、あるところに婆(ば)さまと娘(むすめ)が暮らしてあったと。娘は山ひとつ向こうの隣村(となりむら)へ奉公(ほうこう)に行ったと。

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生まれかわった赤児(うまれかわったあかご) 【和歌山県】

むかし、ありましたそうや。今の和歌山県紀の川市に、昔は那賀郡田中村というた所がありましてのう、そこに、赤尾長者(あかおちょうじゃ)と呼ばれる長者がありましたそうや。子供がないのを悲しんでおったが、ようやく赤ちゃんが生まれた。

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金を拾うたら(かねをひろうたら) 【山梨県】

むかし、あるところに貧乏(びんぼう)な男が二人いたと。二人は借金(しゃっきん)がたくさんあって困(こま)っておった。とうとう、二人揃(そろ)って夜逃(よに)げをしたと。

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犬の眼(いぬのめ) 【宮城県】

昔、あるところに一人の男があった。男は眼(め)の病気になったと。痒(かゆ)くなり、痛(いた)くなり、かすんできて、だんだん見えなくなった。

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百合若大臣(ゆりわかだいじん) 【鹿児島県】

昔、あるところに、それはそれは豪胆(ごうたん)な百合若大臣(ゆりわかだいじん)という武将(ぶしょう)があったと。百合若大臣は、ひとたび眠れば七日間も眠り続け、起きれば七日間も起き続けるという人であったと。

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ホトトギスの兄弟(ほととぎすのきょうだい) 【山形県】

とんとむかし。あるところに、兄と弟が住んでおった。あるとき、兄は病気になって、ちっとも働けんようになってしまった。それで、弟は、「あんちゃんの分まで、おれが働かないかんな」と、毎日毎日、汗みどろになって働いていた。

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窪川の万六(くぼかわのまんろく) 【高知県】

むかし、窪川(くぼかわ)の万六(まんろく)といえば、土佐のお城下から西では誰一人として知らぬ者はない程のどくれであったと。ある日、あるとき。旦那(だんな)が所用(しょよう)があって、高知(こうち)のお城下まで行くことになったそうな。

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雉女房(きじにょうぼう)

雉女房(きじにょうぼう) 【岩手県】

むかし、あるところに貧乏な若者が一人暮らしておったと。ある冬の日、雉(きじ)が鉄砲撃(てっぽうう)ちに追われて薪木(まきぎ)を積み重ねたかこいにささっているのを見つけて、助けてやったと。

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山姥報恩(やまんばほうおん) 【大分県】

昔、あるところに、ちゅうごく忠兵衛(ちゅうべえ)さんという人があった。なかなかの善人(ぜんにん)だったと。ある冬のこと。その日は朝から雪が降って、山も畑も道も家もまっ白の銀世界だと。寒うて寒うて、だあれも外に出ようとせんかったと。

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鯛とふぐと節分(たいとふぐとせつぶん) 【大阪府】

昔昔のあるとき、和泉の国の岡田浦で鯛とふぐが一緒に漁師の網にかかって死んでしまったと。鯛とふぐは連れだって西の方へ歩いて行った。三途の川も渡って、なおも歩いて行くと・・・

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キツネとカワウソ

キツネとカワウソ 【秋田県】

むかしむかし、あるところにキツネとカワウソがおった。魚とりの上手なカワウソは、いつもキツネを呼んで魚をごちそうしていたと。

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山神と孝行息子(やまがみとこうこうむすこ) 【鹿児島県】

むかしむかし、あるところにおっ母さんと息子とが居てあったと。息子は山で薪(たきぎ)を伐(き)っては町方へ売りに行き、親子二人その日その日を暮していたと。

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語り:井上 瑤/平辻 朝子

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「わらしべ王子」の感想

「わらしべ王子」を読んで 何と交換するのかなと興味深く読みました。 王子のその後が気になります。 ( 50代 / 女性 )

怖い
「雪女」の感想

人を殺そうとするなんて・・・( 10代 )

驚き
「あぐばんば」の感想

あぐばんばが怖すぎる 昔話でこんな怖い見た目の怪異って 娘は勇敢で賢い ほっとした ( 50代 / 女性 )

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感動
「あぐばんば」の感想

悪い化け物は誰かが退治しなければ明るい未来は永遠にやって来ない。あぐばんばが死んで本当に良かった。スカッとして安心しました。1人の勇気ある賢い娘のお陰で平和を取り戻す事ができてとっても感動しました。( 女性 )

驚き
「骨をかじる男」の感想

新鮮な骨が好きなのかしら?( 10代 )

悲しい
「馬追鳥」の感想

山梨の八ヶ岳南麓に住んでいます。  標高800メーターの山の中です。  夏になると前の林からアオバトの鳴き声が聞こえて来ます。  家に来るお客様は、聞いた事のない鳴き声に「あれは何の声?」とよく訊かれます。 「アオバト」と言ってとても綺麗な鳥ですよ。と答えると殆どの方は「何だかもの悲しい鳴き声ですネ」と仰います。  馬追どりの話を聞き納得致しました。  これからは鳴き声を聞くたびにこのお話を思い出す事でしょう。  いいお話をありがとうございました。( 80代以上 / 女性 )

楽しい
「猫檀家」の感想

和尚さんは普段からよっぽど猫に優しかったのかしら。( 50代 / 女性 )

悲しい
「火男の話」の感想

婆様はその後どうなったのでしょうか。 爺様は金のために童をかわいがっていたのか、純粋に愛してあげられていたのか。家が栄えても、亡くなってしまった童を想うと可哀想でなりません。一概にひょっとこを飾れば家が繁栄するからめでたしめでたしとは締めくくれないなと複雑な気持ちになりました。

驚き

 ネズミがひいたりしたらエグいな( 10歳未満 / 男性 )