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(全882話)

疫病神と駄賃づけ(やくびょうがみとだちんづけ)
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疫病神と駄賃づけ(やくびょうがみとだちんづけ) 【青森県

昔々、あったず。あるどごにとても貧乏でその日暮らしをしている駄賃(だちん)づけがあったず。あるどき、遠くへ行っての戻り道で乞食(ほいと)に行き合ったど。

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山の神とマタギ(やまのかみとまたぎ)
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山の神とマタギ(やまのかみとまたぎ) 【秋田県

北秋田の山奥には、マタギというて、熊だの鹿だの獲(と)る猟師(りょうし)が、いまでも住んでおる。むかしは、何人かで組をつくっての、冬山に小屋掛けして…

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鮭の大介(しゃけのおおすけ)
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鮭の大介(しゃけのおおすけ) 【岩手県

昔、奥州気仙郡竹駒村(おうしゅうけせんごおりたけこまむら)に相川(あいかわ)という家があった。この家の先祖は三州古川(さんしゅうふるかわ)の城主(じ…

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人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
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人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま) 【山形県

むかしむかし、日本の隣(となり)の國(くに)、中国の宋(そう)の国に、塞翁(さいおう)という人がいたそうな。 あるとき、塞翁は姿のいい女馬(おんなうま)を買ってきたそうな。

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猫と化け鼠(ねことばけねずみ)

猫と化け鼠(ねことばけねずみ) 【岐阜県

昔、ある村に小さな寺があって、気の良い和尚さんと寺男が住んでいたと。 ある日、和尚さんが寺の前の川で洗い物をしていたら、仔猫(こねこ)が板に乗って流れてきた。

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栗山の狐(くりやまのきつね)

栗山の狐(くりやまのきつね) 【青森県

昔、津軽(つがる)の泉山村(いずみやまむら)に喜十郎(きじゅうろう)ちゅう百姓(しょう)いであったど。 秋になって、とり入れが終わったはで、十三町の地主のどごさ、年貢米(ねんぐまい)ば納(おさ)めに行ったど。

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馬追鳥(うまおいどり)

馬追鳥(うまおいどり) 【岩手県

昔、あるところに七つと十ばかりになる兄弟がおったそうな。母親が死んで、まもなく継母(ままはは)が来たと。継母は性(しょう)のきつい人で、二人を山へ芝刈りにやったり、畑へ肥(こ)え桶(おけ)を運ばせたり、谷川へ水を何度も汲(く)みに行かせたり、朝から晩まで働かせたと。

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アラキ王とシドケ王(あらきおうとしどけおう)

アラキ王とシドケ王(あらきおうとしどけおう) 【鹿児島県

むかし、むかし、九州のずっと南にある喜界(きかい)ガ島(じま)というところに、二人の王さまがおったそうな。 アラキ王とシドケ王といって、ふたりとも、大層(たいそう)力持ちの王さまだったと。

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穴掘長兵衛(あなほりちょうべえ)

穴掘長兵衛(あなほりちょうべえ) 【青森県

むかし、ある村に爺(じ)さまと婆(ば)さまがおったと。 あるとき二人で大根の種を蒔(ま)いたら、秋になってどこのものより育(おが)ったと。 爺さまと婆さまが大根を掘(ほ)りに畑へ行ったら、とりわけ一本、今まで見たこともない大きな大根があった。

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宝の瓢箪(たからのひょうたん)

宝の瓢箪(たからのひょうたん) 【岩手県

昔、あるところに貧乏(びんぼう)な正直爺(じい)がおったと。その日、その日をどうにかしのいでおったが、一度ぐらい福運(ふくうん)が向いて来ないかなあ…

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猫の踊り(ねこのおどり)

猫の踊り(ねこのおどり) 【青森県

昔、あるところに若い夫婦者(ふうふもの)が古猫とくらしておったそうな。 あるとき、 夫が山仕事に出掛けたあとで、炉端(ろばた)で居眠(いねむ)りしとった猫(ねこ)がムックリ起きて、大きな目でギロリとあたりを見廻(みまわ)してから、嫁(よめ)さんの側(そば)に寄って来たと。

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坊さまに化けた魚(ぼうさまにばけたさかな)

坊さまに化けた魚(ぼうさまにばけたさかな) 【岩手県

むかし、ある村のはずれに大きな渕(ふち)があって、たくさんの魚が棲(す)んでおったと。あるとき、村の若者たちが集まって毒流しをしようと相談した。“毒…

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赤い箆 白い箆(あかいへら しろいへら)

赤い箆 白い箆(あかいへら しろいへら) 【岩手県

むかし、あるところに生まれついてのよくよくの貧乏者(びんぼうもん)があったと。どれほど働いても稼いでも生計(くらし)がたたないので、旅に出た。旅に出…

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おぶさりてぇい

おぶさりてぇい 【青森県

むかし、ある村に太郎と次郎と三郎という三人の兄弟がおった。ある日のこと、兄の太郎が町へ買い物に行ったとき、帰りはもう夜になってしもうた。太郎が森のと…

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吉四六と牛の毛三本(きっちょむとうしのけさんぼん)

吉四六と牛の毛三本(きっちょむとうしのけさんぼん) 【大分県

むかし、豊後の国、今の大分県臼杵市野津町(おおたいけんうすきしのつまち)大字野津市(おおあざのついち)というところに、吉四六(きっちょむ)さんという、とても面白(おもしろ)い男がおった。

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海おんな(うみおんな)

海おんな(うみおんな) 【新潟県

むかし、佐渡国雑太郡稲鯨(さどのくにさわたごおりいなくじら)、今の新潟県佐渡市稲鯨(新潟県さどしいなくじら)に六蔵(ろくぞう)という漁師(りょうし)が女房とすんであったと。

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ゆうれい井戸(ゆうれいいど)

ゆうれい井戸(ゆうれいいど) 【千葉県

むかし、と言ってもそんなに古いことではない。君が小学生なら、君のお爺さんお婆さんにあたるお人が、まだ子供時代のころだ。

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きん玉を取られる話(きんたまをとられるはなし)

きん玉を取られる話(きんたまをとられるはなし) 【青森県

むかし、あるところに仲のよい夫婦があったと。男は毎日ぼろの仕事着を着て行くので、もう少しこぎれいな着物を着て行けと、嬶が小ざっぱりしたよい着物をこさえてやったと。それを着て山へ行ったが、亭主はもったいないと思って、脱いで木の枝にひっかけた。

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医者三人の腕自慢(いしゃさんにんのうでじまん)

医者三人の腕自慢(いしゃさんにんのうでじまん) 【青森県

昔あったと。あるところに医者になりたい男が三人おったと。「俺は、おっ母さんが眼病(めやみ)なのに、毎晩針仕事をしてつらそうだから、眼医者になって治し…

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わに鮫と医者坊主(わにざめといしゃぼうず)

わに鮫と医者坊主(わにざめといしゃぼうず) 【岩手県

昔、ある渡場(わたしば)に乗り合いの船(ふね)があったと。お客を乗せて海を渡っていたら、急に船が動かなくなったと。いっくらこいでも、船は前にも進まない、後にも戻(もど)らない

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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いろいろな民話にそれぞれこせいがあっていいと思った

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最高 天才 ( 10歳未満 / 女性 )

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蜘蛛女」の感想

こわっ

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椀貸淵」の感想

膳と椀を1組返し忘れて、翌日にわび状を添えて返しても、それっきり音信不通になったのは随分と厳しい対応ですね。( 40代 / 女性 )

驚き
「民話の部屋」の感想

分かりにくい( 10歳未満 / 女性 )

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約束ごと」の感想

名前作るの適当でしょ。