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お地蔵様が登場する昔話(全14話)

笠地蔵(かさじぞう)

笠地蔵(かさじぞう) 【岩手県

むがしあるところに、軒端(のきば)コ葺(ふ)く茅(かや)コさえ一本もない爺さまど婆さまがあったどス。年越しの日に、婆さまはかねがね丹精(たんせい)し…

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笠地蔵(かさじぞう)

笠地蔵(かさじぞう) 【岩手県

昔、あるところに貧乏な夫婦があったと。大晦日(おおみそか)が来たけれども、晩の年越(としこし)の仕度(したく)も出来ないので、女房が、「いままでたん…

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地蔵の木曳(じぞうのこびき)

地蔵の木曳(じぞうのこびき) 【岩手県

むかし、あるところに貧乏な爺様(じさま)と婆様(ばさま)があったと。大晦日(おおみそか)が来たけれども、魚も米も味噌も何もないのだと。爺様が、「婆様…

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言うな地蔵(いうなじぞう) 【福井県

むかし、ある旅の男が金を使い果(は)たして、峠(とうげ)のお地蔵(じぞう)さんの前で途方(とほう)に暮(く)れておったと。腹は空くし、こころ細いし、…

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ココが好き!!ポイント

どんな理由があったとしても…

「誰も見ていないから大丈夫」…なーんて、そんな事は無く、悪い事をすればいつか必ず罰が当たるものです。ましてや私利私欲の為だけ…なんて輪をかけて悪い。どういう理由があろうとも、やっぱり悪事は悪事なんです!
でもこんなお地蔵様がいたら…それはそれでびっくりしちゃいますね…。

こればあさん 笠賃よ(こればあさん かさちんよ) 【宮崎県

むかし、あるところにひとりの正直な婆さんがあったと。ある雨降りの日、婆さんが町へ用足しに出掛けたら、途中の道端で、地蔵さまが濡れそぼっておられるきに

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笠地蔵(かさじぞう) 【群馬県

むかし、あるところに貧乏な爺さと婆さがいてあったと。年越しの前の日に爺さは、山から松の枝を取ってきて

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地蔵むがし(じぞうむがし) 【山形県

むがし、むがし。むがし、あったど。あるどこさ、貧しい暮らしをしている爺ど婆どいであった。二人は、蓮の葉ば売って、盆の買い物すねばなんね。

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地蔵さまと爺婆(じぞうさまとじじばば) 【鳥取県

とんと昔。ある村に爺さまと婆さまが暮らしてあった。婆さまが木綿(もめん)の布を織り、爺さまが町へ売りに行っていたと。

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大分県の笠地蔵・ばっちょ笠(ばっちょがさ) 【大分県

むかし、むかし、あるところに、爺(じい)さんと婆(ばあ)さんが住んでおったと。家が貧乏(びんぼう)で、年取りの夜(よ)さになっても、一粒(ひとつぶ)…

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しのぶ地蔵(しのぶじぞう) 【新潟県

むかし、あるところに忍(しのぶ)と健(けん)の姉弟(きょうだい)がおった。姉の忍は八歳、弟の健は六歳であったと。二人の両親は、三年前の大水(おおみず…

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五反田のおとめ地蔵(ごたんだのおとめじぞう) 【神奈川県

むかし、神奈川県(かながわけん)の岡崎村(おかざきむら)大句(おおく)という所の地主(じぬし)のうちに、たみという下働き(したばたらき)の女ごがおっ…

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とげぬき地蔵(とげぬきじぞう) 【東京都

江戸時代の中ごろ、江戸の小石川、今の文京区に、病の妻を持つ田村という侍がいてたいそうお地蔵さまを信心しておった。侍は、毎日、毎日、妻の病が早くなおる…

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しばられ地蔵(しばられじぞう) 【東京都

享保(きょうほ)三年というから、一七一七年、今から二六六年も前のこと、江戸、つまり、東京でおこったことだ。本所の南蔵院(なんぞういん)という寺の境内(けいだい)に、石の地蔵様があった。

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田植え地蔵(たうえじぞう) 【埼玉県

むかし、あるところに貧乏な男がいてあったと。働き者で朝は朝星(あさぼし)のころから夜は夜星をながめるまで身を粉にして働いたと。畑や田圃(たんぼ)への…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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海おんな」の感想

相手が怪物だか化け物だとしても息なりヤスで突き刺すってどうなの?

驚き
でんぽう狐」の感想

飛脚の仕事をしていただけなのに、狐ということだけで殺されちゃってかわいそう。昔、遠距離を1日走って届けてくれる飛脚の脚力は貴重でしょう。( 40代 / 女性 )

楽しい

伊勢に住んでいたことがあるので、懐かしい方言、古市、宮川等の地名が出てきて嬉しかったです。ぼた餅ときなこ餅の競争という発想が面白かったです。でも、最後のおちがわかりにくかった。伊勢ならぼた餅よりも赤福では(笑)( 40代 / 女性 )

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感動
しばられ地蔵」の感想

三方よし。地蔵さまを引き回し犯人をおびき寄せ、集まった人たちに木綿の反物を1反ずつ提出させ、そこから犯人を炙り出すとは、さすが大岡越前の守。でも犯人も警戒して盗んだ反物以外を提出すればよかったのにね。( 40代 / 女性 )

感動
カマ池の由来」の感想

笛の音を聴かせてくれたお礼で、若者一人の命を救おうと真実を告げてくれた池の主(蛇)。自分一人助かるわけにはいかないと村人にも知らせた若者。結局、主も蛇から龍に昇格できずに命を落とし、主(蛇)の忠告を無視し、村人に漏らした若者も予告どおり命を落とすことになった。そのおかげで多くの村人が助かったのだろうが、切ない。夜に口笛を吹くと霊的なものを呼び寄せるからよくないとはよく言われるけどね。( 40代 / 女性 )

驚き
一咲き千人」の感想

布団に寝かしているお姫様を素裸にしてから花の匂いをかがせたのくだりがわからなかった。素裸にする意味あったか?( 40代 / 女性 )

悲しい
瓜子ノ姫子」の感想

親の言うことを聞かないと悪いことが起こるということですね。( 30代 / 男性 )

楽しい
縁起担ぎ」の感想

ものは捉えようですな。( 40代 / 女性 )

感動
大師講団子」の感想

婆さのおもてなし。切ない。( 40代 / 女性 )

楽しい
田螺童」の感想

なぜ、妹を狙ったのだろう?やっぱり長女は腰が引けたのか?田螺の様子を思い浮かべるとかわいらしくてホッコリさせられました。( 50代 / 女性 )