民話の部屋 民話の部屋
  1. 民話の部屋
  2. 神奈川県

神奈川県の昔話(全8話)

たぬきの火の用心(たぬきのひのようじん)

むかし。武蔵国のある村に、いたずらなタヌキがこっそりすんでいたと。いたずらでな、嫁どりの土産をもって千鳥足で帰っていく三平どんを見つけると、ドロンと、きれいな娘さまに化けて

この昔話を聴く

ぼんぼんザメ(ぼんぼんざめ)

むかし。相模湾の三ツ石の沖にサメの夫婦が住んでおったと。夫婦は、ここへ漁師の舟が来ると追い返しては、子ザメを守っておったと。「三ツ石へ行くでねぇ。主のサメにおそわれるぞ」と、漁師たちは、この沖を地獄のように恐れて近寄らなかったと。

この昔話を聴く

河童徳利(かっぱどっくり)

むかしむかし、相模の国(さがみのくに)、今の神奈川県(かながわけん)茅ケ崎市(ちがさきし)の西久保(にしくぼ)というところに、五郎兵衛爺(ごろべえじ…

この昔話を聴く

五反田のおとめ地蔵(ごたんだのおとめじぞう)

むかし、神奈川県(かながわけん)の岡崎村(おかざきむら)大句(おおく)という所の地主(じぬし)のうちに、たみという下働き(したばたらき)の女ごがおっ…

この昔話を聴く

不知火の松(しらぬいのまつ)

むかし、神奈川県(かながわけん)の大師河原(だいしがわら)というところに、お父と娘の二人暮(く)らしの漁師(りょうし)が住んでおった。お父は毎朝、木…

この昔話を聴く

ココが好き!!ポイント

父と娘の思いやる心に感動!

「不知火(しらぬい)の松」は、漁のお仕事をするお父さんと、仕事の帰りを待つ娘のお話。お父さんの娘に対する愛情の深さと、いつも一生懸命お仕事しているお父さんをいたわる想いは、胸がほっこりします。最後は悲しい結末が待っていますが、親子愛の強さを改めて考えさせられる感動的なお話です。

箱根のあまのじゃく(はこねのあまのじゃく)

むか-し、むか-し、気の遠くなるくらい大昔のことだ。箱根(はこね)山に天から来たという神様とも人間ともつかぬ面(つら)をして、へそまがりで、力持ちの…

この昔話を聴く

せなかの赤いかに(せなかのあかいかに)

むかし、相模(さがみ)の国久根崎村、今の神奈川県川崎市に立派な寺があったと。山門を入ると右側に池があり、その向こうにどっしりしたかねつき堂があった。

この昔話を聴く

ダンゴドッコイショ

むかし、ある村に、ちょっぴり頭の弱いムコさんがおった。あるとき、ムコさんは、山一つ越したヨメさんの実家へ、ごちそうによばれて行った。ヨメさんの親は、…

この昔話を聴く

※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

〜あなたの感想をお寄せください〜

驚き
浜千鳥女房」の感想

いいね( 10歳未満 / 男性 )

驚き

まさかの下ネタと思ったら、こんな正月の風習があったんだね。知らなんだ。( 女性 )

驚き

なぁるほど。しかし、木たちは雀と烏への風あたりが強いね。檜も松も杉も最終的には宿を貸してくれたけど、神様の仲介がなかったらわからなかったね。( 40代 / 女性 )

もっと表示する
楽しい
若水くみ」の感想

来年の正月に若水くみをやってみよう。水道じゃだめなのかな。( 40代 / 女性 )

驚き
目ひとつ五郎」の感想

同じような昔話を鬼バージョンであったと思います。それにしても船乗りは勇敢ですね。弱点の目を突いてうまく逃げ出せましたね。( 40代 / 女性 )

楽しい
猫の踊り」の感想

約束を守らんかったら命を取られるってか?猫一寸酷くないか?勝手に踊っといて言うなって…綺麗な嫁さんやったのに可哀想

楽しい
虱と蚤の由来」の感想

後味悪…結局鬼婆は布をくれたんだろ?其れを売って獨酒を買って飲ませてって上手に付き合えば助けてくれたかも知れんのに。

楽しい

昨日、遠野の語り部さんが語っているのを聞きました。語り部バージョンでは天狗ではなくて盗賊でしたが、いろいろなバージョンがあるんでしょうね( 40代 / 男性 )

楽しい
骨をかじる男」の感想

人間が骨をしゃぶるのは正直想像できないけど、あんまり怖くはなかった( 10歳未満 )

楽しい
和尚手土産」の感想

面白い面白い。儂と知恵比べをせんかね?