小僧のくせに酒呑むんでやんの。坊主も般若湯を呑むっていうから和尚さんは呑んでもええわいな。せやけど小僧は修業中だろ?駄目駄目駄目。修業中なら特にな。満たされてどうする。飢えは人を強くするのじゃ。
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むかし、相模(さがみ)の国久根崎村、今の神奈川県川崎市に立派な寺があったと。山門を入ると右側に池があり、その向こうにどっしりしたかねつき堂があった。
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むか-し、むか-し、気の遠くなるくらい大昔のことだ。箱根(はこね)山に天から来たという神様とも人間ともつかぬ面(つら)をして、へそまがりで、力持ちの…
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むかし、神奈川県(かながわけん)の大師河原(だいしがわら)というところに、お父と娘の二人暮(く)らしの漁師(りょうし)が住んでおった。お父は毎朝、木…

「不知火(しらぬい)の松」は、漁のお仕事をするお父さんと、仕事の帰りを待つ娘のお話。お父さんの娘に対する愛情の深さと、いつも一生懸命お仕事しているお父さんをいたわる想いは、胸がほっこりします。最後は悲しい結末が待っていますが、親子愛の強さを改めて考えさせられる感動的なお話です。
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むかし、神奈川県(かながわけん)の岡崎村(おかざきむら)大句(おおく)という所の地主(じぬし)のうちに、たみという下働き(したばたらき)の女ごがおっ…
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むかしむかし、相模の国(さがみのくに)、今の神奈川県(かながわけん)茅ケ崎市(ちがさきし)の西久保(にしくぼ)というところに、五郎兵衛爺(ごろべえじ…
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むかし、あるところに、大層気だての良い娘がおったそうな。娘の家は大変な分限者(ぶげんしゃ)での、娘は器量(きりょう)も良かったし、まるでお姫様のよう…
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うそかほんとか知らんが、その昔、亀は、カナチョロのようにすばやく走りまわっておったそうな。あるとき、亀が日向(ひなた)ぼっこをしているところへ、雁(…
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節分のとき、あなたの家では何と言って豆をまきますか?ふつうは、「福は内、鬼は外」って豆をまきますよね。それが「福は内、鬼も内」と、こう、まく家がある…
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むかし、あるところに婆サが住んでおった。ある晩、旅の坊ンさんが道に迷ってたずねてきた。婆サは一人住まいで寂(さび)しかったものだから、喜んで、「はい…
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むかし、あるところに、お宮があったんだと。お宮の裏で、毎晩、化け物がいっぱい出て唄ったり、踊ったりしていたんだと。この村に、踊りの大好きな爺さまがい…
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むかし、父さと嬶(かか)さと子がおった、嬶さの腹には、また子が出来ていたと。子を孕(はら)むと、口(くち)が変るって、嬶さ急に山梨(やまなし)が食い…
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とんと昔あったと。ある秋の日、村の鎮守様(ちんじゅさま)のところで子供たちが遊んでいたと。そこへ、村ではついぞ見かけたことのない男がふらりとやって来…
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一寸法師のお話は知っていますね。小さな法師が打ち出の小槌で大きくなって、のちに立派な侍になるお話。このお話のもとは、今から約六〇〇年前、室町時代の『…
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むかし、佐渡の小木(おぎ)という村に漁師のお爺さんとお婆さんが住んでおった。ある日のこと、お爺さんが浜辺で若芽(わかめ)を採っていると、小さな舟が一…
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むかし、あるところに、たいへん親思いの田之久という若者が、おっ母(か)さんと二人っきりで暮らしておったと。田之久は、なかなか芝居がうまかったそうな。
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むかし、あったてんがの。あるところに、爺(じい)さんがおって、あんまり腹(はら)が痛いもんだから、寺の和尚(おしょう)様のところへ行ったんだと。「和…
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むかし、あるところにネズミとイタチがおって、川原でばったり出合ったそうな。「ネズどん、ネズどん。ここの草むらをおこして、二人で粟(あわ)でも蒔こうや…
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むかし、ある山の村にひとり者の若い馬子(まご)が暮らしておったそうな。馬子は、いつも朝早ように起きて山に行き、馬に喰わせる馬草(まぐさ)を刈る。草を…
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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。
語り:井上 瑤/平辻 朝子
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小僧のくせに酒呑むんでやんの。坊主も般若湯を呑むっていうから和尚さんは呑んでもええわいな。せやけど小僧は修業中だろ?駄目駄目駄目。修業中なら特にな。満たされてどうする。飢えは人を強くするのじゃ。
昔から親しみ易かったのはアニメでやっていたからだろうね。一休さんが住んでいたお寺に行ってきたよ。
初めから仲良く食べたらええやないか。一人で住んでるなら好きな様にしたらええけど、複数で住んでたら食べ物は共有財産やぞ。
死神は鬼滅の刃の鬼のように、朝日に弱いのかな。( 40代 / 女性 )
あっという間にお話しが終わってしまった。もうひとひねりあると思ったのだけど。( 40代 / 女性 )
なるほど。村人や鬼たちが聞きたがった夢は、これだったのか。読み応えのある話だった。夢の話をしなかっただけで、島流しに遭うのは理不尽だと思ったけど、このような話の展開になるなら必然であったのかと思った。でも、二千里走る車はどうなったのだろうか。最後に長者宅の婿になってから、夫婦で上方詣りに行った際に使ったのか気になった。( 40代 / 女性 )
悲しいお話しだけど、亡くなって継母と次郎と三郎が反省して悔やんだこと、手厚く葬られたことはまだ救いがあったかも。( 40代 / 女性 )
臼うったもん、という言葉があることも知らなかったので勉強になりました。( 40代 / 女性 )
キセルを借りた村人も、新しいキセルを買って返したのだから代わりのキセルで勘弁してあげて欲しかったね。そうすれば、与平も命を落とすことはなかった。( 40代 / 女性 )
鬼も姉を信用しきってしまって単純だね。( 40代 / 女性 )
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