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異界訪問にまつわる昔話(全23話)

耳だけ極楽(みみだけごくらく)

耳だけ極楽(みみだけごくらく) 【群馬県】

むかし、あるところに根性曲(こんじょうま)がりで手前勝手(てまえかって)な婆(ば)さがおったと。 この婆さが急の病(やまい)でコロッと亡くなった。地獄落ちだと。

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寿命のばし(じゅみょうのばし)

寿命のばし(じゅみょうのばし) 【岩手県】

むかし、あるところに、年をとった夫婦と十八歳になる娘が住んでいた。そこへ、どこからか、乞食(こじき)の爺(じい)さまがやって来た。気立(きだて)のや…

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閻魔の失敗(えんまのしっぱい)

閻魔の失敗(えんまのしっぱい) 【富山県】

むかし、むかし、富山の置き薬屋(おきぐすりや)が、どうしたはずみか、死んでから地獄(じごく)へ落ちたと。 地獄の門をくぐると、大勢の仲間たちがいて、「よお、おまえもか」「お前もか」というてなつかしんだと。 そこへ鬼が来て、大きい鉄棒でみんなを押しやって、釜(かま)の中へざらざらとさらいこんでしまった。

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雷様の手伝(かみなりさまのてつだい)

雷様の手伝(かみなりさまのてつだい) 【岩手県】

むかし、あるところに一人の男があった。町へ行ってみると苗木(なえぎ)売りの爺(じ)さまがいたから、桃の木の苗木を一木買ってきて、裏(うら)の畑の端(はた)に植えたと。肥料(ひりょう)をやって、水もやり、早くおがれ、というてその夜は寝た。

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うぐいすの里(うぐいすのさと)

うぐいすの里(うぐいすのさと) 【岩手県】

昔、昔。ある山のふもとにひとりの若い樵夫(きこり)がくらしてあったと。 ある日、樵夫が山に入ると、森の中に、今まで見たことのない立派な館(やかた)があった。

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山の神のむがし(やまのかみのむがし)

山の神のむがし(やまのかみのむがし) 【山形県】

むがし、むがしな。 むがし、あったじょ。山形県最上郡真室川町(やまがたけんもがみぐんまむろがわまち)の西郡(にしごおり)は山深い所にある里だけど。

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山梨とり(やまなしとり)

山梨とり(やまなしとり) 【岩手県】

むかし、あるどころにおっ母(か)さんと兄弟三人があったと。 おっ母さんが病気で寝(ね)ていて、山梨が食いたいと言ったと。

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聟の夢(むこのゆめ)

聟の夢(むこのゆめ) 【秋田県】

昔、あったけずぉな。 あるどごに、隣(となり)村がら聟(むこ)貰(もら)た家(え)あったけど。 その聟がある時(じき)の正月の元日の朝間、神様さお燈明(とうみょう)つけで拝(おが)んでいだけど。

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見るなの蔵(みるなのくら) 【山形県】

むかし、あったけど。村の爺(じ)さま、山ん中で働いてたけど。暗くなってきて、爺さま道に踏み迷って、困っていると、向こうの方に灯(ひ)がテカン、テカン…

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仏を焼いた狩人(ほとけをやいたかりゅうど) 【鹿児島県】

昔、ある山間(やまあい)に一軒(けん)の家があって、男と女房(にょうぼう)とは暮(く)らしていたと。 家の前の道、ときどき、猟師(りょうし)たちが猪(いのしし)だの熊(くま)だの獲物(えもの)を担(かつ)いで通ったと。

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猫島(ねこじま) 【兵庫県】

昔、あるところに五人組の漁師(し)があった。 船長(ふなおさ)、櫓丁(ろちょう)、舵(かじ)取り二人、炊(かしき)の五人。 ある晴れた朝、五人は一艇櫓(いっちょうろ)の船に乗って沖(おき)へ漁へ出た。

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隠れ里(かくれざと) 【鹿児島県】

“隠れ里”と聞いて、あなたは何を思い浮べますか?戦で敗けた落武者がひっそりと隠れ住む集落でしょうか。しかし、昔話での“隠れ里”はそれとは趣がちょっと違います。

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見るなの蔵(みるなのくら) 【山形県】

むかし、あったけど。あるところに爺さまがあって、山の中で働(はたら)いていたと。せい出して働いていたら帰り時をあやまったと。じきに暗くなって、爺さま道に迷って困っていると、向こうの方に灯(あかり)がテカン、テカンと見えた。

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山神と孝行息子(やまがみとこうこうむすこ) 【鹿児島県】

むかしむかし、あるところにおっ母さんと息子とが居てあったと。息子は山で薪(たきぎ)を伐(き)っては町方へ売りに行き、親子二人その日その日を暮していたと。

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冥土からのことづて(めいどからのことづて) 【徳島県】

むかし、阿波の国は美馬郡郡里村、今の徳島県美馬郡美馬町に爺(じ)さと婆(ば)さが暮らしておったと。ある夏の夕暮れどき、爺さは風呂に入ったと。「ああ、ええ湯じゃった」と言うて風呂からあがって、たまげた。なんと…

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山伏と軽業師と医者(やまぶしとかるわざしといしゃ) 【長崎県】

むかし。山伏と軽業師と医者が同じ日に死んだ。三人そろって極楽の方へ歩いて行くと、おっそろしい顔をした閻魔(えんま)様が、大岩の上に座っていて、「勝手…

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三つ目小僧(みつめこぞう) 【大阪府】

昔、大阪の町に、ひょんな見世物(みせもの)を見せて歩く親方がいよったと。ろくろ首の女とか、腰(こし)から下が魚の人形など、いいかげんにこしらえて本物…

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仙人の碁打ち(せんにんのごうち) 【長野県】

むかし、長野県の菅平(すがだいら)のふもとの仙仁(せに)という集落に、太平さんという樵(きこり)が住んでいたと。ある日、山で木を切っていると、ぼやの…

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風の神と子供(かぜのかみとこども) 【新潟県】

とんと昔あったと。ある秋の日、村の鎮守様(ちんじゅさま)のところで子供たちが遊んでいたと。そこへ、村ではついぞ見かけたことのない男がふらりとやって来…

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熊になった兄弟(くまになったきょうだい) 【宮城県】

むがすむがす、あるどこに太郎と次郎がいであったど。ふたりとも怠け者(なまけもの)で、さっぱり稼(かせ)がね。親が残してくれたものを、あれを売り、これ…

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鬼打木の由来(おにうちぎのゆらい) 【宮城県】

むかし、あるところに爺さんと娘とが暮らしていた。あるとき娘が畑仕事をしていると、そこへ鬼がやってきて、娘をさらって行ってしまった。爺さんは、くる日も…

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生き針 死に針(いきばり しにばり) 【山形県】

むがしあったけど。あるところに父(とど)と母(かが)と小んまい男子(やろっこ)が住んでいだけど。正月二日に初夢見ると幸せになるというが、その男子だけ…

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鶯の内裏(うぐいすのだいり) 【山形県】

昔あったけど。昔あるところにな、お茶屋あったけど。きれいだ姉さんが毎朝のように五文価(ごもんあたい)ずつお茶買いに来るじょんな。番頭は不思議に思て、…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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感動
「わらしべ王子」の感想

「わらしべ王子」を読んで 何と交換するのかなと興味深く読みました。 王子のその後が気になります。 ( 50代 / 女性 )

怖い
「雪女」の感想

人を殺そうとするなんて・・・( 10代 )

驚き
「あぐばんば」の感想

あぐばんばが怖すぎる 昔話でこんな怖い見た目の怪異って 娘は勇敢で賢い ほっとした ( 50代 / 女性 )

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感動
「あぐばんば」の感想

悪い化け物は誰かが退治しなければ明るい未来は永遠にやって来ない。あぐばんばが死んで本当に良かった。スカッとして安心しました。1人の勇気ある賢い娘のお陰で平和を取り戻す事ができてとっても感動しました。( 女性 )

驚き
「骨をかじる男」の感想

新鮮な骨が好きなのかしら?( 10代 )

悲しい
「馬追鳥」の感想

山梨の八ヶ岳南麓に住んでいます。  標高800メーターの山の中です。  夏になると前の林からアオバトの鳴き声が聞こえて来ます。  家に来るお客様は、聞いた事のない鳴き声に「あれは何の声?」とよく訊かれます。 「アオバト」と言ってとても綺麗な鳥ですよ。と答えると殆どの方は「何だかもの悲しい鳴き声ですネ」と仰います。  馬追どりの話を聞き納得致しました。  これからは鳴き声を聞くたびにこのお話を思い出す事でしょう。  いいお話をありがとうございました。( 80代以上 / 女性 )

楽しい
「猫檀家」の感想

和尚さんは普段からよっぽど猫に優しかったのかしら。( 50代 / 女性 )

悲しい
「火男の話」の感想

婆様はその後どうなったのでしょうか。 爺様は金のために童をかわいがっていたのか、純粋に愛してあげられていたのか。家が栄えても、亡くなってしまった童を想うと可哀想でなりません。一概にひょっとこを飾れば家が繁栄するからめでたしめでたしとは締めくくれないなと複雑な気持ちになりました。

驚き

 ネズミがひいたりしたらエグいな( 10歳未満 / 男性 )