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埼玉県の昔話(全22話)

ねずみ浄土(ねずみのじょうど)
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ねずみ浄土(ねずみのじょうど)

昔、あるところに爺(じい)さんと婆(ばあ)さんがあったと。 あるとき、婆さんが、爺さんに、 「もうそろそろ筍(たけのこ)が頭を出す頃(ころ)合いだんべ」 というたら、爺さん、 「そうだな。そろそろだな、明日の朝にでも様子見がてら採(と)りに行ってくるか」 というた。

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犬猿の仲(けんえんのなか)

犬猿の仲(けんえんのなか)

むかし、あるところにお兄ちゃん犬と妹犬(いもうといぬ)があったって。 ある日のこと、二匹が連れだって歩いていたら、道端におむすびがふたつ落ちていた。

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ネズミと蛇と猫(ねずみとへびとねこ)

ネズミと蛇と猫(ねずみとへびとねこ)

むかし、むかし。 あるところに家があって、ネズミが巣を作って暮(く)らしていたと。 ある冬の日、一匹のネズミが縁の下を駈(か)けまわっていたら、突然足元の土が崩(くず)れて、つんのめって穴に落ちたと。

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郭公鳥の由来(かっこうどりのゆらい)

むかし、むかし、あるところにおっ母(か)さんと息子とが暮らしてあった。息子は親不幸者であったと。春になったので、おっ母さんが田んぼの代掻(しろかき)…

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狐と熊(尻尾の釣り型)(きつねとくま おっぽのつりがた)

むかし、むかし。 ある冬の寒い日に、漁師(りょうし)が氷に開けた穴から釣(つ)り糸をたれて、数匹(ひき)の魚を釣り上げたと。 「どれ、寒くもあるし、腹(はら)もすいたし、こんなところで、帰るとするか」 というて、橇(そり)に魚を乗せて帰ったと。

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泥棒狐と熊の尾っぽ(どろぼうぎつねとくまのおっぽ)

むかし、あるところに悪知恵の働く狐がおったと。ある冬の寒い日、狐は腹を空かせて、どこかに食べる物はないかと探し探し川辺りまで来たと

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ナスビとキュウリの相撲見物(なすびときゅうりのすもうけんぶつ)

むかし、むかし。あるところにナスビとキュウリがあった。ナスビとキュウリは誘(さそ)いあって、大相撲(おおずもう)を見に行ったと。

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鬼が怖がる名前(おにがこわがるなまえ)

昔昔、あるところに正直爺と欲爺が隣あって暮らしていたと。あるとき、正直爺が山へ茸(きのこ)狩りに行ったら、いつの間にか奥山へ分け入っていて、はや日が暮れかかっていたと。

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鶴と亀(つるとかめ)

昔々の大昔。あるところに鶴と亀とがあったと。鶴は大層べっぴんさんで、亀はドッシリとしていたと。あるとき、鶴と亀とが出会ったら、鶴は亀をとても頼もしそうに思えたと。

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狐の恩返し(きつねのおんがえし)

むかし、あるところにひとりの爺(じ)さまがおった。爺さまは畑に豆をまいた。秋になって、たくさんの豆がなった。爺さまはそれを刈(か)り取って束ね、束ねては立てかけて、畑に干しておいたと。

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馬の田楽(うまのでんがく)

むかし、馬子(まご)が馬に味噌樽(みそだる)をつけて運んでいたと。途中に川があったので馬に水を呑ませ、ついでに川原でひとやすみした。お天道さんは真上…

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ドングリを噛んだ音(どんぐりをかんだおと)

むかしあったと。あるところに正直爺と欲深爺が隣あって暮らしてあったと。あるとき、正直爺が山へ薪(たきぎ)を拾いに行った。たくさん拾って束(たば)ねて…

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秋祭り(あきまつり)

むかし、むかし、ある畑で秋祭りがあった。昼にはネズミの相撲大会(すもうたいかい)、夜にはネズミの夜店(よみせ)がずらーっと並んで、大賑(おおにぎ)わ…

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海のひろさ(うみのひろさ)

むかし、あるところに、一日に千里(せんり)遠くへ飛べる鳥があったと。あるとき、この鳥が海辺の木に止まって、「海の岸づたいなら遠くへ飛んだことはあるけ…

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田植え地蔵(たうえじぞう)

むかし、あるところに貧乏な男がいてあったと。働き者で朝は朝星(あさぼし)のころから夜は夜星をながめるまで身を粉にして働いたと。畑や田圃(たんぼ)への…

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水乞鳥の不孝(みずこいどりのふこう)

むかし、あるところに、母と息子が二人で暮らしていた。母は息子を可愛(かわい)がっていたが、息子の方は少しも母の言う事など聞きはしない。その為に、母は…

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猿聟入り(さる むこいり)

昔あったと。あるところに爺(じ)さと娘三人とがいてあったと。あるとき爺さが山の畑で種豆(たねまめ)をまいていたら腰(こし)を痛(いた)めてしまった。

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猿の一文銭(さるのいちもんせん)

むかし、ある山の中に爺と婆が住んでおったと。爺と婆は、山の畑で豆だの大根だの野菜を作り、それを町へ売りに行って暮らしておったと。あるとき、爺が、大根…

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雲雀とお天道さん(ひばりとおてんとさん)

昔、あるところに雲雀(ひばり)とお天道(てんと)さんとがあったと。二人は、バクチが大好きだったと。ある日、二人は誘い合ってバクチ場(ば)へ行った。お…

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寝太郎の聟入り(ねたろうのむこいり)

むかし、あるところに長者の家と貧乏な家とが隣りあってあったと。長者には一人娘があって、たいした美人だと。その娘もいよいよ年頃になって、聟さがしをして…

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酒呑み爺と壁の鶴(さけのみじいとかべのつる)

昔、あるところに酒屋があったそうな。ある日の夕方、その酒屋にひとりの爺さんがやって来た。ねじれ木の杖をついて、うすよごれた着物の前あわせのところから…

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ココが好き!!ポイント

不思議な力を持った陽気なおじいちゃんのお話です

人徳というのでしょうか。ニコニコしている人を見るとなぜか許せちゃう事ってありますよね。さらに不思議な力を持っているなんて、なんてうらやましい!!
陽気なおじいちゃん好きな私のオススメです!

芋ころがし(いもころがし)

むかし、あるところに庄屋さんがあって、お祝いごとがあったそうな。そこで、村人たちもお呼ばれで、ご馳走になることになったと。村人たちは、寄るとさわると…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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三枚のお札」の感想

山姥食べたらどんな味( 10歳未満 / 女性 )

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山姥食べるな( 10代 / 女性 )

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「民話の部屋」の感想

自分の済んでいるところに、こんな素晴らしい話があると知りませんでした。今回、知る事ができて心が豊かになりました。ありがとうございました。( 40代 / 女性 )

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蛙女房」の感想

蛙でも別によくないか?( 10歳未満 )

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三枚のお札」の感想

オモロイ( 10代 / 男性 )

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「民話の部屋」の感想

欲張っちゃいけないんだね(o・ω・o)( 10歳未満 / 女性 )