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(全885話)

ぼた餅ときなこ餅の競争(ぼたもちときなこもちのきょうそう) 【三重県

むかしむかしあったげな。ぼた餅さんとな、きな粉餅さんとがな、お手手つないでお伊勢参りすることになったげな。ぼた餅さんも、きな粉餅さんもな、コロンコロ…

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ココが好き!!ポイント

あぁ食べたい!

わたし、和菓子大好きなんですよねー。もう、このタイトルみた瞬間、「あぁ食べたい!!」って思っちゃって…。
ところで、あなたはぼた餅派?きなこ餅派?このお話、ぼた餅ときなこ餅がでんぐり返って競争をするんですよ。その姿を想像するだけで、おかしくって、かわいくって、愛おしくなってしまいます。道行く人が、それぞれ好きなお餅を応援するのもほほえましいです。
ちなみに、わたしは食いしん坊なので、こう応援するつもりです!「どちらもがんばれ~わたしは両方大好きやで~」

雷の約束(かみなりのやくそく) 【三重県

雷(かみなり)が鳴(な)ると、夏から秋へと装(よそおい)も変わっていきますね。昔から各地に“雷が落ちない村”という所がありますが、その多くが「桑(く…

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寝屋川の三毛猫(ねやがわのみけねこ) 【大阪府

昔、河内(かわち)の国の寝屋川(ねやがわ)の里に、おしん婆さんという、それはそれは猫(ねこ)好きのお婆さんがおったと。はじめは二、三匹だった猫がたち…

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茨木童子(いばらきどうじ) 【大阪府

昔、千年ほども遠い昔、摂津(せっつ)の国(くに)茨木(いばらき)の里の百姓家に、一人の男の子が生まれた。ところがこの子、父も母も普通の体(からだ)な…

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蛙石(かえるいし) 【大阪府

むかし、あるところに蛙(かえる)によく似た形をした大きな石があったと。村の年寄(としよ)りたちは、子供たちに、「あの蛙石(かえるいし)な、こわいぞ。

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三つ目小僧(みつめこぞう) 【大阪府

昔、大阪の町に、ひょんな見世物(みせもの)を見せて歩く親方がいよったと。ろくろ首の女とか、腰(こし)から下が魚の人形など、いいかげんにこしらえて本物…

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雪ん子(ゆきんこ) 【奈良県

昔、あるところに子供のいない夫婦がおったそうな。二人は毎日毎日お宮(みや)さんへお参りしては、「どうか、子供をお授けくだはりますように」と願かけをし…

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山におった鯨(やまにおったくじら) 【和歌山県

この紀州(きしゅう)の国(くに)じゃのう、昔から十一月の七日は、山の神さんのお祭りじゃゆうて、猟師(りょうし)も樵(きこり)も決して山には入らんもん…

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兎と亀とフクロウ(うさぎとかめとふくろう) 【和歌山県

むかし、むかしの大昔。ある山に兎と亀とフクロウが仲良う暮らしていたんやと。ある日のこと、兎が亀にこう言うんや。「亀やんよう、昔、昔のことに、わしのご…

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彦左と河童(ひこざとかっぱ) 【和歌山県

むかし、瀬戸(せと)に彦左という力のめっぽう強い男がおった。ある夏の日、古池(ふるいけ)という大きな溜池の下手(しもて)にあるたんぼで一日じゅう草取…

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カンザシをさした河童(かんざしをさしたかっぱ) 【和歌山県

紀州(きしゅう)、今の和歌山県西牟婁郡中辺路町(にしむろぐんなかへじまち)に伝わる話をしようかの。ガイラボシというのを知っているかな。ガイラボシとい…

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鴨取り権兵衛(かもとりごんべえ) 【和歌山県

むかし、ある村に権兵衛さんという猟師がおったそうな。権兵衛さんは、冬になったら山に入って、鴨取ったり、兎取ったりして、夏になったら川へ行ってウナギ釣…

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川姫(かわひめ) 【和歌山県

昔、紀伊の国、今の和歌山県の※1北富田(きたとんだ)に、与平(よへい)という釣(つ)りの好きな男がおった。ある日のこと、与平はいつものように富田川(…

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一厘銭になった河童(いちりんせんになったかっぱ) 【和歌山県

むかし、紀伊の国(きいのくに)、今の和歌山県の岩田(いわた)というところに大分限者(おおぶげんしゃ)がおったと。ある年の夏のこと。大分限者の使用人の…

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国主淵と龍(くにしふちとりゅう) 【和歌山県

これは和歌山県の貴志川町(きしがわちょう)を流れる貴志川にまつわる話。むかし、長い日照り(ひでり)が続いたことがあったそうな。畑や田んぼがひび割れて…

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こんにゃくの貰い風呂(こんにゃくのもらいぶろ) 【和歌山県

むかし、山の中に古寺(ふるでら)があって、和尚さんがたった一人で住んでおった。ある夜、表の戸がトントンと叩かれるので、和尚さんが出てみると、一人の旅…

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おりゅう柳(おりゅうやなぎ) 【兵庫県

昔、ある村に、おりゅうという器量よしの娘(むすめ)がおったそうな。おりゅうは、峠をひとつ越えた町のお屋敷へ奉公(ほうこう)に行っておったと。その峠に…

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みそさざいは鳥の王様(みそさざいはとりのおうさま) 【兵庫県

むかしむかしの大昔。森の奥で鳥の鷹(たか)たちが大勢集まって、酒盛(さかも)りを開いて、賑(にぎ)やかに飲んだり歌ったりしていたと。何でも、鳥の王様…

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怠け者と貧乏神(なまけものとびんぼうがみ) 【兵庫県

昔、あるところにどうしようもない怠け者の男がおったそうな。ある年の暮れに、男がイロリの横で煎餅布団(せんべいぶとん)にくるまって寝ていたら、頭の近く…

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出雲神の縁結び(いずもがみのえんむすび) 【兵庫県

出雲(いずも)の神(かみ)さん言うたら、昔から縁結(えんむす)びの神さんじゃわな。朝から晩まで、何百組か何千組の縁結びをしていなさる。それが毎日のこ…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦ください。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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楽しい
和尚と小僧」の感想

小僧のくせに酒呑むんでやんの。坊主も般若湯を呑むっていうから和尚さんは呑んでもええわいな。せやけど小僧は修業中だろ?駄目駄目駄目。修業中なら特にな。満たされてどうする。飢えは人を強くするのじゃ。

楽しい
一休さんの引導」の感想

昔から親しみ易かったのはアニメでやっていたからだろうね。一休さんが住んでいたお寺に行ってきたよ。

楽しい
和尚と小僧」の感想

初めから仲良く食べたらええやないか。一人で住んでるなら好きな様にしたらええけど、複数で住んでたら食べ物は共有財産やぞ。

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驚き
死神の魂袋と扇」の感想

死神は鬼滅の刃の鬼のように、朝日に弱いのかな。( 40代 / 女性 )

驚き
狼の忘恩」の感想

あっという間にお話しが終わってしまった。もうひとひねりあると思ったのだけど。( 40代 / 女性 )

楽しい
聟の夢」の感想

なるほど。村人や鬼たちが聞きたがった夢は、これだったのか。読み応えのある話だった。夢の話をしなかっただけで、島流しに遭うのは理不尽だと思ったけど、このような話の展開になるなら必然であったのかと思った。でも、二千里走る車はどうなったのだろうか。最後に長者宅の婿になってから、夫婦で上方詣りに行った際に使ったのか気になった。( 40代 / 女性 )

悲しい
太郎の笛」の感想

悲しいお話しだけど、亡くなって継母と次郎と三郎が反省して悔やんだこと、手厚く葬られたことはまだ救いがあったかも。( 40代 / 女性 )

驚き
臼売ったもん」の感想

臼うったもん、という言葉があることも知らなかったので勉強になりました。( 40代 / 女性 )

悲しい
川姫」の感想

キセルを借りた村人も、新しいキセルを買って返したのだから代わりのキセルで勘弁してあげて欲しかったね。そうすれば、与平も命を落とすことはなかった。( 40代 / 女性 )

驚き
姉と弟の鬼退治」の感想

鬼も姉を信用しきってしまって単純だね。( 40代 / 女性 )