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むがし、甲斐の国、今の山梨県(やまなしけん)北巨摩郡(きたこまぐん)の大泉村(おおいずみむら)というところに、谷戸八右衛門(やとはちえもん)という男がおったと。
むかし、あるところに、怠(なま)け者でずる賢(かしこ)い権兵衛(ごんべえ)という男がおった。 あるとき、権兵衛が鎮守(ちんじゅ)の森の御宮(おみや)さんでお賽銭(さいせん)もあげんと…
むかし、あるところにお雪(ゆき)とお君(きみ)という二人の姉妹(しまい)があった。姉のお雪は先妻(せんさい)の子で、お君は後妻(ごさい)の子であった…
むかし、あるところに蛙(かえる)の親子が暮(く)らしておった。 ある日、子蛙が川っ端(ぱた)へ遊びに行ったら、一匹(いっぴき)の牛が草を食(は)んでいるのに行き逢(あ)った。
むかし、甲斐(かい)の国、今の山梨(やまなし)県のある村に一人の旅人がやって来た。そして、 「村の衆(しゅう)、わしは医者だけんど、この村に住まわせてくれんかー」 というた。
むかしむかしのおおむかし。あるところにひとりの継母がおって、いつも継子の娘をいじめてばかりいたそうな。ある日のこと、柿を十個、戸棚の中にしまっておいて用達に出かけたと。
昔、駿河(するが)の国、今の静岡県の安倍というところに、亭主(ていしゅ)に死なれた母親と二才の赤ん坊がおったそうな。母親は、毎日赤ん坊をおぶってはよそのお茶摘みを手伝って、やっと暮らしておったと。
むかし、あるところに貧乏(びんぼう)な男が二人いたと。二人は借金(しゃっきん)がたくさんあって困(こま)っておった。とうとう、二人揃(そろ)って夜逃(よに)げをしたと。
むかし、あるところに継母(ままはは)があったと。五月のあるお陽さまのいい日に、継母は山の畑へ麦刈り(むぎかり)に行った。出しなに、継子(ままこ)に昼…
むかし、日本中の武将(ぶしょう)たちが戦(いくさ)をしておったころ、甲斐の国(かいのくに)、今の山梨県は、武田信虎(たけだのぶとら)という人によって…
むかし、あるところに貧乏な爺(じい)と婆(ばあ)がおったと。師走(しわす)になったのに米が一粒もなくて、大晦日(おおみそか)の晩を侘(わび)しく過ご…
むかし、むかし。あるところに大きな鳥があって、「我(われ)こそが世界で一番大きい」と、自慢(じまん)しておった。ある日、この大鳥は、「おれさまほどの…
むかし、あるところにひとりの狩人(かりうど)があったと。山で狩りをしていると、大きな岩の下で山犬がアカゴを三匹産んでいた。それを見た狩人は、そろりそ…
むかし、あるところに炭焼きの若い衆(し)が二人で、春炭(はるすみ)を焼きに山へ行ったと。ところが、どこでどう道を迷うたのか、行けども行けども炭焼かま…
昔、あるところに吝(しわ)ん坊(ぼう)の男がおったと。日頃、飯(まま)食わぬ嬶(かかあ)が欲しいというておったが、そんな嬶はいるはずもない。ところが…
むかし、あるところに、米、味噌、醤油を売る店があったと。いく代(だい)も続いて信用もあったのだが、どうしたわけか、だんだん身上(しんしょう)が傾(か…
日本(にっぽん)は細長い国で、南と北では季節感がすこうしずれているわねぇ。でも、五月の今ごろは農家は、日本のどこもかしこも田や畑の仕事で大忙しの季節…
むかし、あるところに大層けちな男がおったと。あるとき、村の外へ出掛けていて屁をこきたくなった。男は、「肥(こやし)の息だ、もったいねぇ」といって、紙…
むかし、あるところに大変な怠(なま)け者(もの)がおったと。自分の食う物をとるのさえ億劫(おっくう)なくらいで毎日寝てばかりの暮らしだったと。屋根は…
むかし、ある冬の日のこと、ある村に一人の旅のお坊さんが托鉢(たくはつ)に来たそうな。身(み)にまとっている衣(ころも)は、色が褪(さ)め、裾(すそ)…
むかし、と言っても、つい此(こ)の間(あいだ)。そうさな、五十年ほど前だったろうか。山梨の金山(かなやま)っちゅうところに、炭焼きの爺(じ)さまがお…
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語り:井上 瑤/平辻 朝子
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中学校の七不思議はしらなかった。
ななつめのはなしはなにだろう( 10歳未満 / 男性 )
蜘蛛女は怖かったけど、面白かったです。( 20代 / 女性 )
大好きだった井上瑤さんを検索して たどり着きました。 アニメでよく聞いていた瑤さんの声をまた聞けて嬉しかったです。 だいぶ前に収録したものですが、今この様なネットで聞けるのは不思議な気持ちでありがたいです。 沢山の作品がある様なので これから少しづつ聞いて瑤さんを思い出します。( 40代 / 女性 )
友達は雪ちゃんが雪から授かった子だって知ってたのになんで火の上を飛ばせようとしたんだよ。( 10歳未満 / 女性 )
猿のしっぽが取れるのが痛そう。( 10歳未満 / 男性 )
酷い話。地主もせがれも途中でやめさせたら良かったのに。たみがあまりに可哀想。 「せがれと旦那もなんとか言ってやれ。極秘で結婚すれば良かったのに」(10歳未満 女性)( 30代 / 女性 )
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