黒姫がいなくなったのは寂しいけどいいお話! ( 10代 )
昔、あるところに屁放の十どんがあった。 旅に出て関所に差しかかると、役人が、 「貴様の商売はなにか」 と尋(たず)ねた。
むかし、むかし。 ある山里にお爺(じい)さんと二人の娘が住んでおった。 ある日お爺さんが、山へたき木取りに行ったら、猿(さる)が出て来て…
むかし、ある村で一日に十人の男の子が産まれたそうな。 どの親も皆々(みなみな)お寺の和尚(おしょう)さんのところへ行って、名前をつけて下さいって、頼(たの)んだと。
昔、同じ年ごろの女が二人、隣同士(となりどうし)に住んでおったと。 二人とも機織(はたお)りが上手で、毎日毎日機(はた)の織り競(くら)べをしておった。
昔あったと。 ある山寺に、和尚(おしょう)さんと小僧(こぞう)さんとが二人で暮(く)らしてあったと。 和尚さんは毎晩(ばん)おそうなってから小僧さんに雑炊(ぞうすい)を炊(た)かせて食べておったと。
昔、ある分限者(ぶげんしゃ)の家で沢山の女中を使っていた。その中に主人のお気に入りの娘(むすめ)が一人いたと。明るくて、まめまめ、よう働く娘(こ)であったと。
長崎県西海市の松島は西彼杵半島の西一キロメートル沖、五島灘に浮かぶ島で、江戸時代には捕鯨が盛んな島だった。この松島に与五郎という肝の太っとい鯨捕りが住んでおったと。与五郎は毎日、「どうかして、鯨がたくさん捕れる方法はないものか」と考えておったと。
長崎では、七月の最後の日曜日、決まって港や深堀(ふかぼり)、三重(みえ)などの村々から、ペーロンのドラの音がひびいてきます。一隻(いっせき)の和船に、三、四十名の若者が、手に手にカイを持って乗り込み、勇(いさ)ましいドラの音にあわせて漕(こ)ぐのです。
昔、あるところに庄屋があった。庄屋には年頃の美しいひとり娘があったと。あるとき、庄屋の妻が畑へ出ていると、一匹の小んまい蛇がにょろにょろと出て来て、蛙を呑もうとした。
むかし、長崎市(ながさきし)の立山(たてやま)あたりは、岩屋豪(いわやごう)といってお諏訪(すわ)さまの丘から続いたこんもり繁った森であったと。この…
むかし、むかし、あるところに三匹の猿がおったと。三匹の猿は栗山へ栗拾いに出かけた。ところが、いくら探しても栗が見つからない。あっちこっち探して、よう…
むかし、ある山間(やまあい)の村に両親と三人の兄弟が住んでおったと。あるときから、一番上の兄が、毎晩どこかへ出かけて行き、夜中過ぎに冷たい身体で帰っ…
むかし、あるところに和尚さんがおったと。たいそうなけちん坊で、毎朝炊(た)く米も小僧さんにまかせないで、いちいち指図(さしず)していたと。お客さんが…
むかし、むかし、ルソンちゅう国の貧乏な大工の子で、丸屋(まるや)ちゅう娘のおったゲナたい。そん丸屋は、こまか時からほんとに利口か娘でナン。「どうした…
昔、あるところに一軒の農家(のうか)があって、爺さと娘が暮らしてあったと。あるとき、爺さが田圃(たんぼ)に代かき(しろかき)に行くと、蛇(へび)が蛙…
むかし、肥前(ひぜん)の国(くに)大村(おおむら)、今の長崎県(ながさきけん)大村市(おおむらし)日泊(ひどまり)というところに、勘作(かんさく)さ…
むかし、あるところに爺(じ)さと婆(ば)さがあった。子供がなかったと。毎日、神様に、「おらたち、この先もふたりっきりで、淋(さび)しくってなんねぇ。
むかし。山伏と軽業師と医者が同じ日に死んだ。三人そろって極楽の方へ歩いて行くと、おっそろしい顔をした閻魔(えんま)様が、大岩の上に座っていて、「勝手…
むかし、長崎県の山田というところに、十伝どんという男がおったと。その頃、やっぱり長崎の日見の峠に、いたずらな狐が棲んでいて、ときどき人をだましていた…
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※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。
語り:井上 瑤/平辻 朝子
黒姫がいなくなったのは寂しいけどいいお話! ( 10代 )
オンチョロチョロ出て来られ候 オンチョロチョロ何やら囁かれ候 オンチョロチョロ出て行かれ候 泥棒は命からがら逃げ出したとさ
狸が山に戻れた様で良かった良かった。騙されて3両払った住職さんは気の毒じゃが。まあ、どっかで犠牲は出るもんじゃから其れは仕方ないわの。すると茂林寺にあるあの茶釜はナンジャラホイ
この話は好きだな。普通世間では嫌われ者の貧乏神。夫婦は出て行くと言うのを止めて一緒に暮らしたいと。貧乏神嬉しかっただろうな。
お地蔵さんか。大抵のお地蔵さんは優しい顔をされてる。持って帰りたいと思う時も有るには有る。持って帰って部屋に飾りたいと思う程優しい顔をされている。
………落語のネタ……だろ?
托鉢を断られただけでこの仕打ち。名僧高僧と( 30代 / 男性 )
鳥の鳴き声がどんな風に聞こえるか。人それぞれなんです。例えばカラス。カーカーカーと聞こえる人も居ればアホーアホーアホーと聞こえる人も居るし、カラカラカラと聞こえる人も居る。鶏もコケコッコー…って事になってるが、聞く人によっては違う鳴き声に聞こえる。誰が聞いてどんな風に聞こえたかによって出来上がる民話が違うんよな。
鬼の怖さが分かる話ですな。想像上の生き物である鬼。牛の角を持ち、虎の皮の腰巻きを巻いている。丑寅の方角が鬼門と呼ばれているからなのだとか。人は見掛けによらないと言うが、鬼は見掛けによります。其れが証拠に鬼が活躍する話は滅多に無いだろ?
そりゃ女子供にゃ聞かせられんわの。女は顔真っ赤になるし子供は……訳分からんかも…な
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