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愛媛県の昔話(全10話)

かわうその恩返し(かわうそのおんがえし)

むかし、あるところに貧しい男がおって、野良仕事をして暮らしておったと。あるとき、男は牛に草を食べさせようと、家から少し離れたところにつないでおいだと。

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銀杏狸(いちょうだぬき)

四国の伊予市から宇和島へぬける郡中街道に、昔から目印になっている銀杏の木がある。その木には、銀杏狸ちゅう一族が住んでいて、枝に化けるのを専門にしておった。

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宝化物(たからばけもの)

昔、あるところに、人の住まない荒(あ)れた屋敷(やしき)があったそうな。何でも昔は、分限者(ぶげんしゃ)が住んでいたそうだが、どうしたわけか、一家みな次々に死に絶(た)えてしもうて、そののちは、だあれも住む人もなく、屋敷と仏壇(ぶつだん)だけが荒れるがままの恐(おそ)ろしげになっておった。

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六角堂の狸(ろっかくどうのたぬき)

狸のなかに「そばくい狸」というのがあるそうな。この狸はそばの実が黒く色づく頃になると、そば畑へ転がりこんで、体中にそばの実をつけ、穴へ帰ってから実をふるい落としてポリポリ食うという。

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お正月様がやって来ん(おしょうがつさまがやってこん)

あんたさん、知っとられますか。昔は太陰太陽暦(たいいんたいようれき)っちゅうのを使っておりましてのう、つまり旧暦(きゅうれき)ですかのう。明治五年十…

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茶・栗・柿(ちゃくりかき)

むかし、あるところにおっ母(か)さんと息子があった。息子は少々頭(おつむ)が弱かったと。おっ母さんは、息子のことを心配して、「いつまでも遊ばせておい…

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亥の子祝いの起こり(いのこいわいのおこり)

むかし、ある山里(やまざと)に娘とおっ母(か)さんとが暮らしておったと。山の畑には真ん中に大っきな石がデンと座っていて、じゃまになって困っていたと。

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伊予屋の娘(いよやのむすめ)

むかし、伊予(いよ)の国(くに)、今の愛媛県宇和島(えひめけんうわじま)のお城下に伊予屋(いよや)という大きな酒屋があって、旦那は大層な分限者(ぶげ…

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侍狸(さむらいだぬき)

昔、愛媛の西宇和郡三崎町(にしうわぐんみさきちょう)というところに藤吉(とうきち)という猟師(りょうし)がおったげな。ある日、山へ行きよると、狸の穴…

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奥方に化けた狐(おくがたにばけたきつね)

むかし、今の道後温泉(どうごおんせん)のそばに、湯月城(ゆづきじょう)というお城があって、河野伊予守道直(こうのいよのかみみちなお)という殿さんがお…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

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感動
黒姫物語」の感想

不思議なおはしで感動しました。( 20代 / 女性 )

怖い
田螺童」の感想

はったい粉を口につけて娘をもらうのははんざ( 10歳未満 / 女性 )

怖い
豆助話」の感想

本当にあるの?( 10歳未満 / 女性 )

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悲しい
お菊ののろい」の感想

この性格が卑劣な奥方みたいなのが、 俗に言う「悪魔は人間の姿にそっくりで現れるから気をつけろ、」という例なのだろうな。 真実を突き止めようとしないで言われるがままに暴走する男も しょうもないノータリンの大馬鹿者。 でもやっぱり最後には 悪に罰が当たる。勧善懲悪で良かった。 昔話にはこうやって人間の良心とモラルがちゃんとあるから大好き。

悲しい
閻魔の失敗」の感想

きれいなものをわざと壊そうとして、 結局最後は自分が地の底へ落ちていったんだね。でもそれが、自分勝手すぎて自業自得だということが決してわからない、哀しいあまんじゃく。

驚き
閻魔の失敗」の感想

おもしろい( 10代 / 女性 )

怖い
骨をかじる男」の感想

中学生(北海道)の頃、自習時間の時に教頭先生がこの話をしてくれたのですが、最後までいかずにチャイムが鳴り話の途中だったので、滅茶苦茶気になっていた話しで、検索かけてもなかなかでてこなかったのが、ようやく見つかりラストもわかり落ち着き?ました。( 50代 / 男性 )

驚き
爺さまとカニ」の感想

なんとも言えない( 10代 / 女性 )