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兵庫県の昔話(全17話)

庚申待ちの謎(こうしんまちのなぞ)

庚申待ちの謎(こうしんまちのなぞ)

昔、あるところに貧乏(びんぼう)な爺(じい)さんがあった。 爺さんの田圃(たんぼ)へ行く途中(とちゅう)の岐れ道(わかれみち)のところに、庚申様(こうしんさま)が祀(まつ)られてあった。

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出雲神の縁結び(いずもがみのえんむすび)

出雲(いずも)の神(かみ)さん言うたら、昔から縁結(えんむす)びの神さんじゃわな。朝から晩まで、何百組か何千組の縁結びをしていなさる。それが毎日のこ…

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あほな聟さん(あほなむこさん)

むかし、むかし、あるところにあほな聟(むこ)さんがあった。 ある日、聟さんが嫁(よめ)さんに頼(たの)まれた用をたしに道を歩いていると、火事で大勢(おおぜい)の人達が働いていた。

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シロネズミ

むかし、あるところに爺(じい)さんと婆(ばあ)さんがおったそうな。 あるとき、爺さんが恵比須(えびす)様のお祭りで町へ行ったら、露(ろ)天商人がシロネズミをたくさん売っておった。

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猫島(ねこじま)

昔、あるところに五人組の漁師(し)があった。 船長(ふなおさ)、櫓丁(ろちょう)、舵(かじ)取り二人、炊(かしき)の五人。 ある晴れた朝、五人は一艇櫓(いっちょうろ)の船に乗って沖(おき)へ漁へ出た。

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子育て幽霊(こそだてゆうれい)

むかし、あるところに一軒の飴屋があった。ある夏の夜更けに、飴屋の戸を叩く者がある。トントントントン

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生まれる前の借金(うまれるまえのしゃっきん)

とんと昔、あるところに仲むつまじい百姓の夫婦がおったと。夫婦となって十年もたつのに、いっこうに子供に恵まれなかったと。

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亀と虻の援助(かめとあぶのえんじょ)

昔、あるところに一人の若者があった。旅に出て、とある浜辺で弁当を食うていたら、子供たちが、小(こ)んまい亀を捕らえて棒っ切れで突っつきはじめた。「お…

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臼売ったもん(うすうったもん)

むかし、あるところにひとりの商人(あきんど)がおった。あるとき商人は、兵庫(ひょうご)の淡路島(あわじしま)へ行ったと。一通り仕事も終え、船着場(ふ…

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梟とカラス(ふくろうとからす)

昔、あるところに染物屋があったと。この家の息子は仕事もせんと遊んでばっかりの極道者(ごくどうもん)だったと。あるとき、お城のお侍(さむらい)が白絹(…

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皿盛り山(さらもりやま)

むかしむかし、伯耆(ほうき)の国(くに)、今の鳥取県(とっとりけん)の御領内(ごりょうない)のある山の中に、一軒の家(いえ)があった。山家(やまが)…

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爺はじっとしとれ、婆はバーッとしとれ(じいはじっとしとれ、ばあはばーっとしとれ)

昔むかし、ある所に爺さんと婆さんがおったそうな。爺さんは毎日山へ木ィ伐(き)りに、婆さんは川へ洗濯(せんたく)に行っていたと。あるとき、爺さんが山で…

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貧乏神(びんぼうがみ)

昔あるところに一人の貧乏(びんぼう)な男がおった。男は、食う物ぁ食わんとっても、寝とる方がええというほど仕事嫌いだったと。ある年の節分(せつぶん)の…

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怠け者と貧乏神(なまけものとびんぼうがみ)

昔、あるところにどうしようもない怠け者の男がおったそうな。ある年の暮れに、男がイロリの横で煎餅布団(せんべいぶとん)にくるまって寝ていたら、頭の近く…

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みそさざいは鳥の王様(みそさざいはとりのおうさま)

むかしむかしの大昔。森の奥で鳥の鷹(たか)たちが大勢集まって、酒盛(さかも)りを開いて、賑(にぎ)やかに飲んだり歌ったりしていたと。何でも、鳥の王様…

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おりゅう柳(おりゅうやなぎ)

昔、ある村に、おりゅうという器量よしの娘(むすめ)がおったそうな。おりゅうは、峠をひとつ越えた町のお屋敷へ奉公(ほうこう)に行っておったと。その峠に…

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米倉 小盲(こめくら こめくら)

昔、あるところに爺(じい)さんと婆(ばあ)さんが暮らしていたと。ある春雨(はるさめ)の降(ふ)る日、爺さんが簑笠(みのかさ)つけて畑おこししていたら…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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海おんな」の感想

相手が怪物だか化け物だとしても息なりヤスで突き刺すってどうなの?

驚き
でんぽう狐」の感想

飛脚の仕事をしていただけなのに、狐ということだけで殺されちゃってかわいそう。昔、遠距離を1日走って届けてくれる飛脚の脚力は貴重でしょう。( 40代 / 女性 )

楽しい

伊勢に住んでいたことがあるので、懐かしい方言、古市、宮川等の地名が出てきて嬉しかったです。ぼた餅ときなこ餅の競争という発想が面白かったです。でも、最後のおちがわかりにくかった。伊勢ならぼた餅よりも赤福では(笑)( 40代 / 女性 )

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感動
しばられ地蔵」の感想

三方よし。地蔵さまを引き回し犯人をおびき寄せ、集まった人たちに木綿の反物を1反ずつ提出させ、そこから犯人を炙り出すとは、さすが大岡越前の守。でも犯人も警戒して盗んだ反物以外を提出すればよかったのにね。( 40代 / 女性 )

感動
カマ池の由来」の感想

笛の音を聴かせてくれたお礼で、若者一人の命を救おうと真実を告げてくれた池の主(蛇)。自分一人助かるわけにはいかないと村人にも知らせた若者。結局、主も蛇から龍に昇格できずに命を落とし、主(蛇)の忠告を無視し、村人に漏らした若者も予告どおり命を落とすことになった。そのおかげで多くの村人が助かったのだろうが、切ない。夜に口笛を吹くと霊的なものを呼び寄せるからよくないとはよく言われるけどね。( 40代 / 女性 )

驚き
一咲き千人」の感想

布団に寝かしているお姫様を素裸にしてから花の匂いをかがせたのくだりがわからなかった。素裸にする意味あったか?( 40代 / 女性 )

悲しい
瓜子ノ姫子」の感想

親の言うことを聞かないと悪いことが起こるということですね。( 30代 / 男性 )

楽しい
縁起担ぎ」の感想

ものは捉えようですな。( 40代 / 女性 )

感動
大師講団子」の感想

婆さのおもてなし。切ない。( 40代 / 女性 )

楽しい
田螺童」の感想

なぜ、妹を狙ったのだろう?やっぱり長女は腰が引けたのか?田螺の様子を思い浮かべるとかわいらしくてホッコリさせられました。( 50代 / 女性 )