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京都府の昔話(全7話)

縁起担ぎ(えんぎかつぎ)

むかし、あるところに大層縁起かつぎの長者がおったと。 ある年の正月、村の和尚さんが正月膳に招ばれて長者の家に行ったと。 たくさんのご馳走だ。和尚さんはおれも食べこれも食べして大いに満腹したと。

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狼と兎(おおかみとうさぎ)

むかし、あるところに狼(おおかみ)と兎(うさぎ)がおったと。ある日のこと、狼と兎が山道でバッタリ出会うた。狼は兎がびっくりしているのを見て、いいことを思いついた。

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化けくらべ(ばけくらべ)

むかし、むかし、おったと。近江八幡(おおみはちまん)さんにそれはみごとに化ける狐(きつね)が。そうして近くの寺には、これもみごとに化ける狸(たぬき)が。

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橋立小女郎(はしだてこじょろう)

むかし、丹後の国、今の京都府宮津の天橋立に「橋立小女郎」と呼ばれる白狐がおったと。この白狐はいつもきれいな女に化けて人間をだましていたので、こんな名前がついたのだと。

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雀経文(すずめきょうもん)

昔あるお寺に、おおまかな和尚さんと小坊主が住んでおったと。あるとき、檀家(だんか)から、「和尚さん、法事をしたいので、お経をあげに来ておくれ」言うて、頼みに来たと。

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金樽鰮(きんたるいわし)

丹後(たんご)の国(くに)は宮津地方(みやづちほう)、今の京都府の日本海に面した宮津湾(みやづわん)に「天(あま)の橋立(はしだて)」というのがあり…

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左甚五郎の竜の彫り物(ひだりじんごろうのりゅうのほりもの)

今からざっと三百五十年ほどむかし。丹後(たんご)の国(くに)、今の京都府の日本海に面したあたりにある宮津(みやづ)地方では、田植が終ったにもかかわら…

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※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

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浜千鳥女房」の感想

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まさかの下ネタと思ったら、こんな正月の風習があったんだね。知らなんだ。( 女性 )

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なぁるほど。しかし、木たちは雀と烏への風あたりが強いね。檜も松も杉も最終的には宿を貸してくれたけど、神様の仲介がなかったらわからなかったね。( 40代 / 女性 )

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若水くみ」の感想

来年の正月に若水くみをやってみよう。水道じゃだめなのかな。( 40代 / 女性 )

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目ひとつ五郎」の感想

同じような昔話を鬼バージョンであったと思います。それにしても船乗りは勇敢ですね。弱点の目を突いてうまく逃げ出せましたね。( 40代 / 女性 )

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猫の踊り」の感想

約束を守らんかったら命を取られるってか?猫一寸酷くないか?勝手に踊っといて言うなって…綺麗な嫁さんやったのに可哀想

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虱と蚤の由来」の感想

後味悪…結局鬼婆は布をくれたんだろ?其れを売って獨酒を買って飲ませてって上手に付き合えば助けてくれたかも知れんのに。

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昨日、遠野の語り部さんが語っているのを聞きました。語り部バージョンでは天狗ではなくて盗賊でしたが、いろいろなバージョンがあるんでしょうね( 40代 / 男性 )

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骨をかじる男」の感想

人間が骨をしゃぶるのは正直想像できないけど、あんまり怖くはなかった( 10歳未満 )

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和尚手土産」の感想

面白い面白い。儂と知恵比べをせんかね?