民話の部屋 民話の部屋
  1. 民話の部屋
  2. 香川県

香川県の昔話(全7話)

福を授けた貧乏神(ふくをさずけたぶんぼうがみ)

むかし、あるところに男が住んでおった。その男は、よっぽど貧乏神(びんぼうがみ)に見込(みこ)まれているとみえて、どうにもならないほど困っておったと。

この昔話を聴く

和尚さんと極楽風呂(おしょうさんとごくらくぶろ)

昔あるところにお寺があって、和尚さんが一人おったと。 あるとき和尚さんは、法事に呼ばれて、一軒の貧しい檀家に行ったと。 お経を読んで法事が終わったら、その家のおっ母さんが、 「私ン家はこのとうりの貧乏家ですから、何のおもてなしは出来ませんが、せめて思うて、お風呂の用意をいたしましたから、どうぞお入りになって温もうて下さい」 というたと。

この昔話を聴く

節分と貧乏神(せつぶんとびんぼうがみ)

昔になぁ、家内がしょうたれで、所帯場(しょたいば)のまわりにつばを吐(は)いたり、汚(きたな)くしとる家があったそうな。男はなんぼ働いても働いても貧…

この昔話を聴く

おれが大きい(おれがおおきい)

とんと昔もあったげな。あるところに、片方の羽を拡(ひろ)げると千里、もう片方の羽を拡げるとまた千里ある大きな鳥がいたと。われほど大きな生き物はあるま…

この昔話を聴く

北風長者(きたかぜちょうじゃ)

むかし、大阪の鴻池(こうのいけ)の長者(ちょうじゃ)と、兵庫の漁師の蛸縄(たこなわ)とりとが、四国の金毘羅道中(こんぴらどうちゅう)で親しくなったと…

この昔話を聴く

鬼の岩屋(おにのいわや)

昔、あるところに大けな岩屋(いわや)があって、鬼(おに)が棲(す)んでおったと。鬼は、手下(てした)に大勢の山賊(さんぞく)どもを使っておったと。山…

この昔話を聴く

絵から抜け出た馬(えからぬけだしたうま)

むかし、あるところにお寺があって、絵のとても上手な小僧さんがおったと。小僧さんはお経を少しも覚えようとはしないで、絵ばかり画いておるのだと。和尚さん…

この昔話を聴く

※音声をお聞きになる際、始まるまでしばらくお時間が掛かる場合がございます。
※音声と文字は一部表記の異なる部分がありますが、ご容赦下さい。

語り:井上 瑤/平辻 朝子

みんなの声

〜あなたの感想をお寄せください〜

楽しい
わらしべ王子」の感想

王様も根っからの悪党ではなかったと。成程成程成程成程。

楽しい
和尚を威す」の感想

夜中に啜る雑炊が又美味いのよ。

楽しい
一休さんの引導」の感想

流石一休さんやな。鳥類であっても家族同然か。良いお話じゃないですか。ねえ?

もっと表示する
驚き
浜千鳥女房」の感想

いいね~面白い( 10代 / 男性 )

楽しい
においの代金」の感想

なるほど。五感には五感で返したか。うまい返しだ。( 40代 / 女性 )

驚き
髪剃り狐」の感想

狐お見事。狐の方が一枚上手だったね。( 40代 / 女性 )

楽しい
シロネズミ」の感想

黒ねずみは命拾いをしたね。しかし、白ねずみはいずこへ?( 40代 / 女性 )

楽しい

帰るときにごぼうの葉がよいのか?手ぬぐいを借りて腰に巻いた方がまだマシな気がする。( 40代 / 女性 )

感動
わらしべ王子」の感想

ささいな事でお后を城から追い出しておいて、「潮と水を人民に返してあげなさい」とは、王様らしいことを言ったね。( 40代 / 女性 )

楽しい
貧乏神」の感想

あかんわな。貧乏神は一回取り付いたら二度と離れへん。