私は宮城出身なので宮城の話を気になって拝見させて頂きました。 良太がとっつぁんと話す会話の内容が行き違いになってるところがとても面白く、子供の私が言えませんが『子供は素直だな。』っと思いました。( 10代 / 女性 )
― 宮城県 ―
語り 井上 瑤
再話 佐々木 徳夫
整理・加筆 六渡 邦昭
昔、あるところに良太(りょうた)というおもしろい子供がおったと。
ある日えんがわで遊んでいた良太に、おとっつぁんが、
「これ、良太。おてんとう様と江戸(えど)とどっちが近いと思う」
と聞いたそうな。そしたら良太は首を曲げて思案(しあん)してから、
「おてんとう様の方がよっぽど近い。だっておてんとう様はここから見えるけど、江戸はさっぱり見えないもの」
と言うた。おとっつぁんはすっかり感心(かんしん)してしまったと。
それから何日かして、江戸からお客(きゃく)さんが来たそうな。おとっつぁんはお客さんにさっそく、良太の利口(りこう)なところを見せようと思って、
「良太や、おてんとう様と江戸とどっちが近いと思う」
とまた聞いたんだと。そしたら良太は、お客さんとおとっつぁんの顔を見て、首を曲げて思案してから、
「江戸の方がずっと近いよ」
と答えたと。
すっかりあてがはずれてしまったおとっつぁんは、妙な顔をして、
「どうして江戸の方が近いって言うのや。おめえ、この間はおてんとう様の方が近いって言ったでねぇか」
と言ったそうな。そしたら良太、
「そんな事言ったって、おとっつぁん、江戸からはこうしてお客さんが見えるけど、おてんとう様からはまだ一ぺんも見えた事がないもの」
と、こう言うたと。
こんでおしめい、ちゃんちゃん。
私は宮城出身なので宮城の話を気になって拝見させて頂きました。 良太がとっつぁんと話す会話の内容が行き違いになってるところがとても面白く、子供の私が言えませんが『子供は素直だな。』っと思いました。( 10代 / 女性 )
むかし、甲斐(かい)の国、今の山梨(やまなし)県のある村に一人の旅人がやって来た。そして、 「村の衆(しゅう)、わしは医者だけんど、この村に住まわせてくれんかー」 というた。
昔、ある山間(やまあい)に一軒(けん)の家があって、男と女房(にょうぼう)とは暮(く)らしていたと。 家の前の道、ときどき、猟師(りょうし)たちが猪(いのしし)だの熊(くま)だの獲物(えもの)を担(かつ)いで通ったと。
あんたさん、こういう唄、知っていなさるかい。「泣き味噌小味噌 笑ったら五文 泣き味噌三文 笑ったら五文 あっぷっぷ」泣く子へのあやし唄でね、今はあまり聞かなくなりましたが、私ら子供のころはあちこちでよく唄っていましたよ。
「良太の智恵」のみんなの声
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