流石にキモい( 10歳未満 / 男性 )
― 青森県 ―
語り 井上 瑤
再話 能田 多代子
むかし、あるところに仲(なか)のよい夫婦(ふうふ)があったと。
男は毎日(まいにち)ぼろの仕事着(しごとぎ)を着て行くので、もう少しこぎれいな着物(きもの)を着て行けと、嬶(かか)が小ざっぱりしたよい着物をこさえてやったと。
それを着て山へ行ったが、亭主(ていしゅ)はもったいないと思って、脱(ぬ)いで木の枝(えだ)にひっかけた。
すると、それが木の枝ではくて寝(ね)ている狐(きつね)で、着物をかぶったまま走(はし)って行ってしまったと。
挿絵:福本隆男
どうしようと心配(しんぱい)して戻(もど)ると、嬶は、
「着物くらいで心配しないで」
と言うから安心(あんしん)したと。
翌日(よくじつ)山に行くと、白い大きい鳥(とり)がいたのでマサカリを投(な)げつけると当(あ)たって死(し)んだ。
そばに行ってよく見ると自分の母親(ははおや)であったから、亭主(ていしゅ)は青い顔して家に戻(もど)った。
すると、嬶が、
「年寄(としよ)りは早く死ぬのが順(じゅん)だから心配だから心配しないで」
と言うから安心して弔(とむら)ったと。
その次には沼(ぬま)へ鴨打(かもう)ちに行くとたくさんいたから、着物を脱(ぬ)いで褌(ふんどし)を取って沼に入って打つと何匹(なんびき)も捕(と)れた。
喜(よろこ)んで上がろうとすると、蟹(かに)に金玉(きんたま)を挟(はさ)まれて取られてしまった。
どうしようと心配して戻ると、嬶は、
「金玉のないところに稼業(かぎょう)していたくない」
と言って、出て行ってしまったと。
とっちぱれ。
流石にキモい( 10歳未満 / 男性 )
キンタマ取られたら死ぬ。なんで生きてるの( 10歳未満 / 男性 )
きんたまとられるなんてぎゃくにすごいわ!( 10歳未満 )
きんたまをとられたらしぬやろ( 10歳未満 )
きんたまびうやってとられるやねん。キモすぎやろ。( 10歳未満 / 男性 )
おもろい
くっっっっっっっっっそこっっっっっっっっっっっっっっっっわ ( 10歳未満 / 男性 )
金玉って( 10歳未満 )
男は、金玉を取られたから女になるんじゃね笑笑
きんたまとられたらしぬって( 80代以上 )
弘安(こうあん)四年、西暦(せいれき)では一二八一年、今からおよそ七〇〇年以上もの昔、九州の福岡県の博多(はかた)あたりの浜辺(はまべ)へ、海をへだてた隣(となり)の国、元(げん)の軍隊がたくさんの軍船に乗ってせめ寄ってきた。
「きん玉を取られる話」のみんなの声
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