臭うかwwwwwwwwwwwwww( 20代 / 男性 )
― 長野県 ―
語り 井上 瑤
再話 六渡 邦昭
むかし、ある寺に仁王門(におうもん)があって、その中に大っきな仁王様がごさらっしゃったそうな。
仁王様は一日中、夜も昼も休むひまなく仁王門の中で立ち続けているので、退屈で退屈でしかたがなくなってしまったそうな。
そこで、ある晩のこと、
「朝から晩まで立ちっぱなしじゃ、おもしろくないな。なあに、夜くらいは誰れにも見られんから、ちっとは遊びに出かけてもよかろう」
といって、お寺の周囲(まわり)を夜廻りを兼ねてぶらついたと。
「おお、こりゃ、ええ。凝り固まった身体が段々ほぐれて、新たな力がみなぎってくるのが、ようわかるわい」
お寺が村はずれにあって、誰れにも見られんのをいいことに、それから毎晩出歩くようになったと。
そのうちに、だんだん遠くの方まで遊びに行くようになって、人家のある所までやって来た。すると、真夜中だというのに一軒だけ灯(あか)りがともっている家があった。
近づいて、そっと窓障子(まどしょうじ)の破れ穴から中をのぞいて見ると、婆さんが一人おって、糸車をまわして、糸をくっていた。
仁王様は、初めて見る景色が何ともいえず珍らしい。
「ふーん、何やらブンブン廻(まわ)しとるが、ありゃ、何たらもんじゃ」
と、ふしぎそうに眺めていると、婆さんは、糸車をまわしながら、片っぽうの尻(しり)をひょいと持ちあげて、大っきな屁を、ブフワァンとこいた。
思いがけないことで、仁王様が思わず笑うと、婆さんは誰か村の人かと思って、
「おうおう、匂(にお)うか」
と聞いた。
仁王様はこれを、「仁王か」と言ったのだと早合点して、さあ、魂消た。
「やっ、わしが隠れていることを、ちゃんと知っとる。こりゃいかん」
あわてて逃げ帰ると、もとの通りに仁王門の中に入って、知らん顔をして立ってござらっしゃったそうな。
そればっかり。
臭うかwwwwwwwwwwwwww( 20代 / 男性 )
長崎では、七月の最後の日曜日、決まって港や深堀(ふかぼり)、三重(みえ)などの村々から、ペーロンのドラの音がひびいてきます。一隻(いっせき)の和船に、三、四十名の若者が、手に手にカイを持って乗り込み、勇(いさ)ましいドラの音にあわせて漕(こ)ぐのです。
とんとむかし。あるところに、兄と弟が住んでおった。あるとき、兄は病気になって、ちっとも働けんようになってしまった。それで、弟は、 「あんちゃんの分まで、おれが働かないかんな」と、毎日毎日、汗みどろになって働いていた。
「仁王か」のみんなの声
〜あなたの感想をお寄せください〜